育児ストレスをのりこえる!無料・有料の育児に関する相談先

育児ストレスをのりこえる!無料・有料の育児に関する相談先

子どもはかわいいけれど、育児ストレスは先の見えない育児不安や、睡眠不足などが重なり、出産経験のある人の多くが体験します。
育児ストレスをため込むことで、自分自身が辛い思いをするだけではなく、子どもや家族・周囲に影響を及ぼすこともあるでしょう。
できるだけ育児ストレスをため込まないために、育児に関する相談ができる相手や場所を確保することはとても大事なことです。
そこで今回は、安心して育児相談ができるサービスを無料・有料別にご紹介していきます。

育児ストレスは多くの母親の悩み

育児ストレスは、子育て中の親のほとんどが感じるものであり、特に母親は父親よりも育児負担感が高いことが報告されています。*1
母親は父親の育児参加を望んではいるものの、いざ育児への協力を依頼するとなると、それだけで母親にストレスがかかることもあるようです。

母親が専業主婦でも、仕事をしているワーキングマザーでもそれぞれに異なる形で育児ストレスを感じていることも見逃せない事実です。
女性労働協会の報告によると、経産婦で就業している女性の場合、育児に対する不安によるストレスを抱えているのは59.2%(113人)、専業主婦では60.7%(51人)となっています。
初産婦で就業している女性のうち73.0%(224人)、専業主婦でも84.3%(70人)が育児ストレスを抱えていると報告されています。*2

専業主婦でもワーキングマザーでも、初めての子育てを経験する女性の多くが育児ストレスを抱えていることがうかがえます。

近年では、晩婚化にともなって初産年齢が上昇する傾向にあり、厚生労働省の調査では平成27年の初産平均年齢を30.7歳と報告しています。昭和50年には25.7歳、平成7年には27.5歳でしたので、徐々に上昇していることがわかります。*3

女性の社会進出にともなった結果とも考えられますが、高齢初産婦は特に強い育児ストレスを抱えやすく、頼れる相談先・相談相手が必要となるでしょう。しかし、「千葉大学大学院看護学研究科紀要」によると、上記のような高齢で出産を初体験される女性も、夫や家族からの適切なサポートがあれば、育児ストレスは低い状態で保てることが明らかになっています。*4

夫に気兼ねなく育児相談ができるかと問われた時、力強くうなずける女性が果たしてどれくらいいるでしょうか。夫に育児について相談したいと思えないほど、精神的サポートを期待できない女性も少なくありません。*5
ではそんな時、どこに相談をすればよいのでしょうか。

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お金のかからない育児相談先

産後に育休を取得した場合、育児休業給付金が支給されますが、フルタイム勤務時よりも収入が減るケースがほとんどだと思います。
金銭的に余裕はないけれど、育児について誰かに相談したい・・・という人が、無料で気軽に利用できる育児相談先を紹介します。

無料育児相談アプリ

現在、スマホやタブレットを、よく利用する人も多いのではないでしょうか。そのスマホを使って、無料で簡単に育児相談ができます。
アプリ検索機能で「育児 相談」と入力するとヒットするのが、育児相談アプリです。

たとえば、自分の育児に関する悩みをアプリ上に投稿します。
「夜泣きがおさまらない」
「もうすぐ4歳になるのにオムツがとれない」
「とにかく自分の時間がとれない!時短テクを教えてほしい」
など、悩みを投稿すると、その悩みをすでに解決してきた先輩ママから適切なアドバイスがもらえるというサービスです。

アプリは何種類かあるため、アプリの操作性やデザインで選ぶのはもちろん、ダウンロード数が多いアプリを選ぶのもよいでしょう。ダウンロード数の多いアプリは、使用・閲覧している人数も多いため、コメント数も多く、相談した時のレスポンスが期待できます。
ただし、返ってくるコメントの情報については鵜呑みにせず、しっかりと内容の精査をすることを心掛けて下さい。

育児に特化したインターネット掲示板

スマホはあまり使わないという人におすすめの育児相談先が、育児専門のインターネット掲示板です。利用方法はアプリよりも簡単で、サイトにアクセスし、会員登録するだけです。
会員登録しなくても、無料で利用できる掲示板もあります。

たとえば、会員登録が必要な掲示板では、住んでいる都道府県ごとに独立したページがあり、子連れOKの飲食店情報や、習い事など、ローカルな話題も豊富です。個人的な内容の相談でも、数多くの先輩ママからアドバイスがもらえて視野が広がります。

無料電話育児相談ができるママさん110番

「ママさん110番」は、社会福祉法人日本保育協会が提供している無料の電話相談サービスです。
利用時間は30分程度とされていますが、サービス自体の利用料金はかからず、無料で利用できるので安心です。
育児相談に乗ってくれるのは、保健師や元保育園の園長先生であるため、育児に関する専門的な内容についても答えてもらえます。詳しくは、社会福祉法人日本保育協会のホームページをご確認下さい。

無料育児相談なら各自治体の相談窓口も

育児相談が無料でできる場所といえば、自治体の相談窓口です。
少子化対策として、各自治体は育児相談のための取り組みを行っており、そのサービスは自治体によって異なります。

そのため、まず自分が住んでいる自治体にどのような育児相談サービスがあるかを問い合わせた方がよいでしょう。
まずは福祉関係の部署に「育児相談を希望しているのですが」と伝えましょう。
自治体によって保健センターや、地域子育て支援センターを紹介してくれたり、そのままスムーズに育児相談ができるように、相談員までつなげてくれる場合もあります。
ただし、公的サービスのため、8:30~17:15というように受付時間が限定されています。

都内の場合は児童相談センターが電話相談も受け付けており、年末年始を除いて土日や祝日でも利用可能です。聴覚や言語に障害のある人の場合も、電話ではなくFAXにすることで育児相談に対応しています。

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有料の育児相談先

そもそも育児の悩みを解決できるなら、お金を払ってもまったく構わないという人も多いのではないでしょうか。
育休中も給与を通常通り支給する企業もあり、無料じゃなくても問題ないという人もいらっしゃるでしょう。
そのような人のために、有料な分、専門的で役に立つ育児相談先を紹介します。

小児科の育児相談

育児に関する悩みは人それぞれ異なりますが、「ちょっと他の子と違うな」と感じるような身体的・性格的な特徴が見られる場合は、インターネット上の匿名の誰かではなく、専門的な知識のある人に相談したいと考える人も多いでしょう。
しかし、小児科は子どもを診てもらうところと考えて、病院を相談先から除外している人も多いのではないでしょうか。

実は一部の小児科では、育児相談を受け付けています
厳密に言うと小児科に併設されている育児サロンに勤務する臨床心理士や精神保健福祉士がカウンセリングや育児相談に応じています。

小児科の受診は有料となる場合もありますが、育児相談のみなら無料で、気軽に利用できます。
ただ、子どもの身体的・性格的な特徴が気になる…という場合は、一度正式に受診してみて、医師の判断をあおぐのもよいでしょう。

個人向けオンラインカウンセリングサービス

育児ストレスが既に蓄積されていて、専門的なカウンセリングを希望している人におすすめなのが、有料のオンラインカウンセリングサービスです。
カメラ機能のついたパソコンさえあれば、自宅でもカウンセリングを受けることができます。
カウンセリングを行うのは、臨床心理士や公認心理師、キャリアコンサルタント、産業カウンセラーといったプロフェッショナルに限定されています。
料金は利用するサービスにもよりますが、1回につき5,000円前後が相場です。
臨月や、出産直後は授乳もあり、子どもも長時間の外出が難しいため、自宅でもカウンセリングが受けられるのは嬉しいポイントでしょう。

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育児相談先の選び方

紹介してきた育児相談先は、対面、電話、アプリ、インターネットなど、いくつも方法があります。
家族・友人や自治体の相談窓口の場合、対面で話をしているので、表情や声の調子を気にしながらコミュニケーションをとることができるため、言葉だけでは育児不安やストレスの詳細が伝わらないと感じている人におすすめです。

電話相談の場合、顔が見えないからこそ本音が言えることもあります。
直接対面するには時間の調整が必要になるため、時間がなくて手軽に相談したい人におすすめの方法です。

アプリの場合、ママ友と呼べる人がいなくて、ママ同士のつながりを求めている、あるいは先輩ママからの身近なアドバイスがほしい人におすすめします。
オンラインカウンセリングの場合、自宅にいながらカウンセラーに相談することもできるため、子どもが隣にいても相談できます。
相談するなら専門家がいいと考えている人におすすめの方法です。

このように、自分が何を重視して育児相談をしたいかを意識して選ぶことで、本当に満足できる育児相談先を見つけられるでしょう。

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有料・無料に関わらず自分の育児の悩みを解決できる方法を選びましょう

育児相談の相手として身近な夫や友人を選んでいる人は多いですが、インターネットを使用した育児相談も有効的な手段ととらえる人も増えています。*6
紹介してきた電話相談、オンラインカウンセリングなどは個人のプライバシーが保たれるため、家族や友人には話せないような部分まで相談することができるでしょう。
有料無料に関わらず、話やすい方法(電話、ネット、対面)を選ぶことで、より育児ストレスを軽減できるのではないでしょうか。


*1 出所)窪田葉月・中野茂 『父親の育児ストレスの要因を探る:―育児における夫婦の相互作用に焦点化して―』 北海道心理学研究

*2 出所)財団法人女性労働協会 『妊娠期・子育て期の女性労働者のストレスに関する実態調査』

*3 出所)厚生労働省 『平成27年人口動態統計月報年計(概数)の概況』

 

*4 出所)前原 邦江他 『高年初産婦の産後2か月における育児ストレスを予測する要因』 千葉大学大学院看護学研究科紀要

*5 出所)清水嘉子 『乳幼児の母親の心身の状態に関する縦断研究』 日本助産学会誌

*6 出所)清水嘉子 『母親の育児ストレスにおける相談と対処の実態とその関連性』 小児保健研究

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(Photo:三菱UFJ国際投信-stock.adobe.com)

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