初心者が株を買うなら高配当株を検討してみよう

初心者が株を買うなら高配当株を検討してみよう

株式投資に興味があっても、投資経験がないと、どうやって銘柄を選べばよいかわからないという人も多いのではないでしょうか。そんな時に、一つの考え方として高配当株に注目してみてはいかがでしょう。
短期の値動きに一喜一憂せず、配当に注目した時ならではの運用の楽しみがあります
ただし、配当利回りが高ければどんな銘柄を選んでもよいわけではありません。高配当株に投資するときは、注意しなければならないこともあります。そこで今回は、高配当株の魅力と銘柄を選ぶときの注意点について解説します。

高配当株とは

高配当株とは、配当利回りが高く、平均よりも多くの配当金を受け取れる銘柄のことです。
はっきりと基準が決まっているわけではありませんが、東証1部上場企業の単純平均利回り(2019年7月末時点)は2.04%で、配当利回り3%以上の銘柄を高配当株と呼んで差し支えないでしょう。*1
配当利回りは、以下の計算式で求められます。

配当利回り(%)=1株あたりの年間配当金÷現在の株価×100

たとえば、現在の株価が1,000円、1株あたりの年間配当金が20円の場合、配当利回りは2%(20円÷1,000円×100)です。2019年8月現在、上場会社数は3,600を超えており、初心者の方が投資する銘柄を選ぶのは簡単なことではありません。*2
しかし、「配当利回り3%以上」のように配当利回りを目安にすれば、投資する銘柄を選びやすくなります。

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高配当株は配当を受け取りながら保有できる

高配当株は、配当を受け取りながら保有できるのがメリットです。値上がり益を狙って短期の値動きを意識するというより、配当を目的に長期保有できるので、初心者の方でも取り組みやすい投資方法です。

2019年8月現在、メガバンクの普通預金金利は年率0.001%(税引前)と低く、100万円預け入れても、1年間に受け取れる利息は10円(100万円×0.001%:税引前)です。*3
普通預金にお金を預けておくだけでは、資産を増やすのは難しいでしょう。一方、高配当株は元本割れリスクはあるものの、3%以上の配当利回りが期待できます。短期の値上がり益ではなく、配当を目的に長期保有するなら高配当株はおすすめです。

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高配当株は値上がり益も狙える

高配当株は、値上がり益を狙えるのもメリットのひとつです。高配当株への投資は、配当を目的に長期保有しますが、企業の業績が好調であれば購入時より株価が上昇し、結果的に値上がり益も得られます。

ただし、値上がり益を意識しすぎると、常に株価が気になってしまい、長期保有するのが難しくなるかもしれません。高配当株へ投資するときは「利回りが3%を切ったら売却する」「株価が20%下落したら損切りする」のように、売却するときのルールを決めておくことも一つの考え方です。

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株主優待も含めて配当利回りを計算してみる

高配当株への投資では、株主優待も含めて配当利回りを計算する方法もあります。株主優待を実施している銘柄へ投資する場合は優待品を金額換算し、配当と合算して配当利回りを計算してみましょう。たとえば、現在の株価が1,000円(100株で10万円)、1株あたりの年間配当金が20円(100株で2,000円)、100株保有で3,000円分の株主優待がもらえる銘柄の利回りは以下の通りです。

  • 配当利回り:2%(20円÷1,000円×100)
  • 配当+優待利回り:5%((2,000円+3,000円)÷10万円×100)

配当利回りは2%ですが、株主優待も含めると利回りは5%に上がりました。よく利用する飲食店の優待券、商品などが株主優待でもらえるなら、優待も配当に含めて利回りを計算して投資銘柄を決めるのもひとつの方法です。ただし、株主優待を受け取るために必要な株数や保有期間は銘柄によって異なります。利回りを計算する前に、株主優待を受け取るための条件をしっかり確認しておきましょう。

参考:株主優待って何がそんなにお得なの?!

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配当利回りだけでなく業績や指標も確認する

高配当株に投資するときは、配当利回りだけでなく、業績や指標も確認したうえで投資銘柄を選ぶことが大切です。記念配当や特別配当によって、その年だけ配当利回りが高くなっていることもあるからです。また、今後は成長が期待できない分野の銘柄や、売上や利益が減少傾向にある銘柄は投資家から評価を得られず、株価が下落する可能性があります。配当利回りが高くても、株価が下落して配当を大きく超える損失を抱えてしまっては意味がありません。投資銘柄を選ぶときは配当利回りの高さだけでなく、業績や指標、事業内容なども確認しましょう。

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利益を超えて配当を出す「タコ足配当」に注意

高配当株への投資では、「タコ足配当」にも注意が必要です。タコ足配当とは、十分な利益がないにもかかわらず、利益以上の配当を出すことです。タコが自分の足を食べることに似ていることから、タコ足配当と呼ばれるようになりました。配当の原資となる利益以上に配当を出すということは、企業の資産を売却したり、積み立てたお金を取り崩したりしているため、業績や財務状況、株価に影響を与える可能性があります。高配当株に投資する場合は、四季報や有価証券報告書などで、1株あたりの配当金が1株あたりの当期純利益を超えていないか確認するのがおすすめです。特別な要因で損失が発生した年などは、利益を超えて配当を出すこともあります。ただし、毎年のようにタコ足配当が続いている銘柄は、配当を目的に長期保有するのは避けたほうがよいでしょう。

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まとめ

高配当株への投資は配当を目的に長期保有でき、値上がり益も狙えるので、初心者の方でも取り組みやすい投資方法です。また、配当利回りを目安に銘柄を探せるので、投資する銘柄を見つけやすいメリットもあります。投資を始めるにあたり、高配当株への投資を考えてみるのも一手ではないでしょうか。

*1 出所)日本取引所グループ その他統計資料 「株式平均利回り(2019年7月)」

*2 出所)日本取引所グループ 上場会社数・上場株式数

*3 出所)三菱UFJ銀行 円預金金利

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三菱UFJ国際投信株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第404号/一般社団法人投資信託協会会員/一般社団法人日本投資顧問業協会会員

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(Photo:三菱UFJ国際投信-stock.adobe.com)

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