初心者に学んでほしい株式投資の4ステップ

初心者に学んでほしい株式投資の4ステップ

投資に関心がある人なら、一度は株式投資をやってみようと思ったこともあるのではないでしょうか。しかし、実際にやってみてうまくいくためには、株式投資の基本を理解するのが大切です。そこでここでは、株式投資の初心者の人に理解してほしい知識を、4ステップに分けて解説します。

ステップ1・株が何かを知ろう

株式投資を始める前に、まずは株とはどういうものなのか、正確に理解しましょう。
会社が新しく事業を始めたり、既存の工場を拡大したりする場合、多額の資金が必要になります。そこで、資金を集める手段として、株=株式を発行し、投資家に購入してもらうのです。なお、株式を保有している人を、株主と呼びます。また、株主になることで、主に次の3つの権利が得られます。

1)株主総会に参加する権利

株式を発行している会社=株式会社の場合、最も重要な意思決定機関として、株主総会が設けられています。ここで、会社の基本方針や、経営に関する重要事項を決定する仕組みです。株主になると、株主総会での議決権も得られるので、会社の意思決定にも参加できます。なお、議決権の大きさは、保有している株式数に比例することも覚えておきましょう。

また、株主総会は、年に1回、決算発表後に開催される「定時株主総会」と、必要に応じ適宜開催される「臨時株主総会」があります。日本では、3月決算にしている企業が多いため、毎年6月頃に定時株主総会を開催することが多い傾向があります。

2)配当金を受け取る権利

株式会社は、利益が出た場合、その一部を株主へ還元します。これを配当金といい、「1株当たり〇円」という形で分配する仕組みです。なお、具体的な金額は、企業によっても、また、その時々の業績によってもまったく違います。一般に業績が好調であれば配当を多く出しますが、思わしくない場合には無配、すなわち配当が0ということもあります。

また、業績が好調であっても、「設備投資を積極的に行い、事業拡大を目指す」などの方針により、配当を増やさない場合もあります。ちなみに、前回より配当が増えることを「増配」、減ることを「減配」、配当がないことを「無配」というので、併せて覚えておきましょう。

3)株主優待を受け取る権利

一部の会社では、株主優待と言って、株主に向けて自社の製品・サービスを提供する場合もあります。「テーマパークの入場券」や「自社製品詰め合わせ」など人気を集めるものもあり、株主優待を目当てに株を購入する人も少なくありません。

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ステップ2・なぜ、株価が変動するのかを知ろう

上場している株式であれば、「株式を売って現金化したい」「思ったより配当がもらえないから、他の会社に投資したい」と思ったら、株式を株式市場で売ることができます。

株式が売買される価格=株価は常に変動しています。最初に20,000円である会社の株式を購入したとしても、その会社の業績が伸びていれば、「20,000円以上でも欲しい」という人が現れるでしょう。一方、業績が伸び悩めば、「20,000円より安くするから、誰かに買ってほしい」と思う人も現れるはずです。このような人々の思惑があるため、株価は常に変動する仕組みです。

そして、株式投資を行う際は、株価が変動することを利用し、安く買って、高く売れば、値動きによる売却益が得られるのです。この売却益をキャピタルゲインと言います。株式投資は、キャピタルゲインと、先に触れた配当・株主優待などのインカムゲインを積み重ねていく投資でもあるのです。

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ステップ3・メリットとリスクを知ろう

ここで、株主投資のメリットとリスクについて説明しましょう。まず、メリットとしては、1)インカムゲインが得られる、2)キャピタルゲインが得られる、3)ニュースに敏感になる、4)比較的少額から始められる、の4つが挙げられます。1)と2)については、先に触れた配当・株主優待・売却益が得られることなので、ここでの説明は割愛します。

3)についてですが、株価はいろいろな原因で変動します。株価が上昇する主な原因として、「業績が好調である」「新製品を発表した」「新しい技術の開発に成功した」などが考えられるでしょう。

一方、株価が下落する原因としては、「業績不振」「不祥事」「商品・サービスのリコール」などが挙げられます。これらは、それぞれの企業に由来する原因ですが、その他にも、株価に影響を及ぼす要素はあるのです。

例えば、景気が悪ければ物やサービスの売れ行きも悪くなるため、株価は下落する傾向にあります。また円高になれば、物やサービスを輸入する企業にとっては有利ですが、輸出する企業にとっては不利です。もちろん、株価にも影響が及びます。

このような背景があるため、株式投資で利益を積み上げていくためには、ニュースをこまめにチェックするのが不可欠です。いろいろな情報を積極的に取り入れるようになるため、教養が深まるのも、株式投資のメリットの1つでしょう。

4)についてですが、株式投資は比較的少額で始められます。一部上場企業の株式であっても、10万円以下で購入できる銘柄はたくさんあるのです。「試しにやってみたい」と思ったら、気軽に始められるのは大きなメリットです。

一方で、リスクについても留意が必要です。株式は元本が保証されている金融商品ではありません。会社の業績が急速に悪化した場合、株価も下落する恐れがあります。基本的には、株式を購入した金額以上の損失は出ない仕組みですが、「必ずしも利益が出せるわけではない」ことは頭に入れておきましょう。

また、このような性質があるため、株式投資は「損失が出ても問題のない範囲」で運用することが基本です。自分自身の資産状況を十分に考えた上で、取り組みましょう。

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ステップ4・実際に株を始めよう

最後に、実際に株式投資を始める際の流れについて説明します。
大きく分けると、1)証券口座の開設、2)銘柄の決定、3)買い注文・売り注文の基本の3つです。

まず、1)についてですが、株式取引を行うには、証券口座を開設する必要があります。
証券会社に申し込みをすればいいのですが、ここで、証券会社の選び方についても触れておきましょう。

証券会社を営業形態別に分類すると、営業店舗を持たずにインターネット上だけで販売を行うネット証券と、営業店舗を持ち主に対面販売を行う店舗型証券の2つに分けられます。

ネット証券の場合、店舗を持たないため人件費や賃貸料が安く抑えられるので、販売手数料もその分安くなっていることが多い傾向があります。しかし担当者がつかないため、運用相談などは基本的にできません

一方、店舗型証券はこの逆で、手数料はネット証券に比べると高めですが、運用相談を受け付けてくれるスタッフが付いてくれることがあります。何に重きを置くかで、証券会社を選ぶといいでしょう。

そして、2)についてですが、株式投資においては、どの会社の株=銘柄を購入するかを決める必要があります。銘柄選びの基準ですが、初心者のうちは、身近な業界や会社の株式を選ぶというのも一つの選択肢です。普段使っているコンビニやスーパー、家族・親族や知人が勤務している会社などから選べば、親近感もあり、投資をしている肌感覚を楽しめます。

また、株主優待の内容を基準に判断する方法もあります。魅力的な株主優待があれば、「いくらあれば、株主優待を受け取れるだけの株式を購入できるか」調べましょう。

最後に3)についてですが、株式投資をする際は、「買い注文」と「売り注文」のやり方を覚える必要があります。基本的には、「どの株(銘柄)を、どれだけ(株数)、どんな注文方法で、いつまでに買う(売る)か」を決めるだけですが、注文方法が独特なので注意しましょう。

具体的には「成行注文」「指値注文」などの専門用語ですが、少し慣れれば難しいものではありません。
ちなみに成行注文とは、買値(売値)を指定しないで注文する方法です。一方、「指値注文」とは、買値(売値)を指定して注文する方法です。詳しくは口座を開設した証券会社で、売買の基礎知識などを十分に学んでから投資に取り組んで下さい。

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総括

株式投資は、一見難しそうに見えるかもしれませんが、基本を理解すれば決して難しくありません。10万円以下の少額資金からでも取り組めるので、無理のない範囲で始めてみましょう。

・投資信託のリスクと費用については、こちらをご確認ください。

・当ページは当社が作成した情報提供資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。投資信託をご購入の場合は、最新の投資信託説明書(交付目論見書)および目論見書補完書面の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。

三菱UFJ国際投信株式会社

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第404号/一般社団法人投資信託協会会員/一般社団法人日本投資顧問業協会会員

(Photo:三菱UFJ国際投信-stock.adobe.com)

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