【永久保存版】プロが勧める 初心者の金融リテラシーを劇的に向上させるスゴい7冊

【永久保存版】プロが勧める 初心者の金融リテラシーを劇的に向上させるスゴい7冊

こんにちは。三菱UFJ国際投信の西村です。
今回は前回までと少し趣向を変えてお届けしたいと思います。

いきなりですが、本は偉大です。世の中を変える力を、持っているからです。
そして、それは決して誇張ではありません。

印刷技術がなく写本しかなかった当時は、本はあまりにも高価でした。
手に取る人は少なく、文字を読める人も少なかったため、そこに書かれていた知識も特権階級に独占されていました。

しかし、15世紀にグーテンベルクが活版印刷の技術を生み出して以来、本は知識を一部の特権階級のものからすべての人々のものへと変貌させます。
印刷革命の落とし子、すなわち「本」は、その後ルネサンス、宗教改革、科学革命など、様々なイノベーションの引き金になり、ついには現代の代表的な国家形態、「国民国家」に至ります。

出所)P・F・ドラッカー:著 上田淳生:訳「ネクスト・ソサエティー歴史が見たことのない未来がはじまる」

「印刷技術が回りまわって国家の枠組みをつくった」とは、なんともロマンのある話です。
事の真偽はさておき、インターネットが存在する現代においても、「本」は安価に質の高い情報を入手する方法として、良質な選択肢の一つであることは間違いないでしょう。

少し話が変わりますが、(10年以上前ですが...)私自身の大学の卒業式において当時の先輩に言われた言葉をいまだに覚えています。
どういう言葉だったかというと、「これからの長い人生において、皆さんはきっと学び続けていくと思います。その時に、以下の3つのバランスを考えておくと、行き詰った時にも行動の指針になるかもしれません。「自分」と「他者」、そして「現在」と「過去」の2軸を意識した上で、「現在の自分」を取りまく残りの3つ、つまり(1)経験(過去の自分)、(2)友人(現在の他者)、そして(3)書籍(過去の他者)です。」と。
思い起こせば、自分自身も困ったときこそ、様々な書籍に助けられてきました。

少し回りくどくなってしまいましたが、今回はこれまでの記事を読んで頂いた上で、もう一歩進んだ内容を知りたいという投資初心者や未経験者の方々向けに、お勧めできる本をご紹介したいと思います。

選んだ基準としては、

  • 読んで面白いこと
  • 単なるテクニック論ではなく、何かしらの「本質」が含まれていること
  • 読み終わった後に、金融リテラシーの向上が見込めると思えること

皆さんの良い読書体験を願って、今回は以下7冊の本をご紹介します。
今回は、各書籍の難易度を★の数で示しました。★の数が増えるほど難しくなり、最大で5個となります。★(やさしい)~★★★★★(難しい)。参考にしてみてください。

※なお、各書籍とも、書かれた時点での制度を前提に書かれているため、税率など現在の内容と異なる部分もありますので、ご留意ください。

1.アメリカの高校生が読んでいる資産運用の教科書(著:山岡道男、淺野忠克)

アメリカの高校生が読んでいる資産運用の教科書(著:山岡道男、淺野忠克)
【読書難易度 ★】

皆さんは「パーソナルファイナンス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
なんのこっちゃ、という方も多いのではないでしょうか。
アメリカの高校生は、この「パーソナルファイナンス」というものを皆、学ぶそうです。

では、その中身は一体どういうものなのでしょうか。
理解する上でとても重要なのが、
「どんな人が億万長者になるのか?」という問いかけです。
高校生にこれを聞くのですから、なかなか面白いですよね。

さて、皆さんの答えは出たでしょうか?
事業家になる、あるいは積極的に株式投資をする、などいくつか思いつくものがあるかもしれません。本書籍で示されている答えは、ずばり「規則正しい貯蓄の習慣と、複利のマジックを知ること」です。これが、「パーソナルファイナンス」の中核となる話です。

つまり、資本主義社会において、お金に不自由しない生活を送るのに最低限必要な知識とは、まずはきちんとお金を貯めること、そしてそれを長期間複利で運用するということ、なのです。

もちろんこの次には、
「どうやったらお金が貯まるのか?」や
「安全性の高い金融商品をどうやって選んだらよいのか?」
といった話が来るのですが、それらを具体的に書いてくれているのがこの書籍の特徴です。

例えば、有名な「72の法則」といった複利の話から、家計のバランスシートや賃金の決まり方、金融機関の役割等まで幅広い内容が紹介されています。
また、家計のキャッシュフローをプラスにするためにどういう点に注意すべきか。特に、投資でよく語られる複利の効果がマイナスに働いたとき、借金が雪だるま式に増えることの危険性について丁寧に述べられています。
「資産にならないものに借金をすべきではない」というメッセージはよく理解しておく必要があるでしょう。

本書では簡潔な例を用いて説明されており、大枠をつかむのにおススメです。また日本人向けの内容に編集されていますので、タイトルだけで判断して日本にいる私には関係ないと心配する必要はありません。

また投資と投機を分けるもの、詐欺の見分け方等についても触れられていますので、自分はだまされやすいかも?(笑)と思う方にもおススメです。

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2.知らないと損する 池上彰のお金の学校(著:池上彰)

知らないと損する 池上彰のお金の学校(著:池上彰)
【読書難易度 ★★】

池上彰さんのテレビや書籍はどれも「解説のわかりやすさ」に定評があります。
この本も「わかりやすさ」という意味では秀逸であることは間違いないのですが、池上彰さんの凄さは「わかりやすい」というだけにとどまりません。

例えば、いくらわかりやすくても、「物事の本質」を理解しないままでは、単なる暗記にとどまってしまい、実際に活用したり、応用することができません。
物事の本質を理解するには、その「成り立ち」「発展」「定義」などを学ぶ必要があると思いますが、本書では「お金の歴史」や「銀行の成り立ち」から話が始まり、池上さんはそこをしっかりとおさえてくれています。

そして、この本は「辞書」としても活用できます。
例えば、投資の本を読むと、そこには当たり前のように「金利」という言葉が使われており、金利というものが投資の意思決定において非常に重要であることが示されています。
ただ、初心者にとっては「金利とは何か」についてなんとなくの意味はわかっても、金融業界での特有の意味合いまではわからないのではないでしょうか。

この本は、池上彰さんがテレビ等で見せるいつもの軽妙な語り口で書かれており、「金利は我慢料だ」という表現などは、なるほどなぁ、と思わされます。
他にも、「お金」をお金として存在させているのは「信用」であるということ、また市場で株式を売買することが、どうして日本企業や会社の事業を応援することになりうるのか、など、本質的な投資の意義のようなものについても触れられています。

金融になじみのない人にとっては「銀行間取引」や「コール市場」などやや難しいと感じる部分もあるかもしれませんが、とりあえずは言葉の意味をつかむことができれば十分ではないかと思います。
この一冊を読めばすぐに投資を始められるというわけではありませんが、少なくとも経済の原理原則をつかむという意味においては入門書としておススメです。

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3.新・投資信託にだまされるな!...買うべき投信、買ってはいけない投信(著:竹川美奈子)

新・投資信託にだまされるな!...買うべき投信、買ってはいけない投信(著:竹川美奈子)
【読書難易度 ★★】

日本の投資信託の問題点について、ファイナンシャルプランナーの立場から説明された 一冊です。
著者は竹川美奈子さん。2007年に「投資信託に騙されるな」という本がベストセラーになりましたが、この本はその改訂版に当たります。

著者が言いたいことは「はじめに」に集約されています。

  1. 銀行や証券会社が熱心にすすめる投資信託には、長期で資産形成をするという発想の逆を行くものもある。
  2. 投資信託自体は決して悪い金融商品ではない。特性を理解して、長期の資産形成に役立てて欲しい。

全く投資信託を購入したことのない方には良くわからないかもしれませんが、もしこの発言にピンとくるようであれば、一読してみてもよいでしょう。

「日本の投資信託には、プロの仕掛けたワナがたくさん隠されている」という表現を見てしまいますと、普段、投資信託を提供している私達からするとドキっとしてしまうのですが、よく読んで頂ければ、投資信託の使い方には注意しましょうということが書かれています。これは、ナイフは切れるから危ないといって、ナイフ自体が悪いわけではないですよねという話にも似ているかもしれません。

ご理解いただきたいのは、株、債券、不動産、投資信託というようにあたかも一つの資産のように説明されることの多い「投資信託」ですが、実は「投資信託」というのは単なる箱の総称であり、その中身は千差万別であるということ。
投資信託とは、1,000円や10,000円といった比較的小さい金額でも株式や債券、不動産等に投資するための手段を提供してくれているツールだということをご理解いただいたうえで、世の中にはたくさんの種類の投資信託があるんだなということを大づかみしていただくにはおススメの一冊です。
その上で、ご自身が投資するとしたらどういう商品がよいだろうか、考えるきっかけになれば幸いです。

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4.臆病者のための株入門(著:橘玲)

臆病者のための株入門(著:橘玲)
【読書難易度 ★★】

「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」シリーズでも有名な橘玲さんの著書。
「ジェイコム男」や「ライブドアショック」等、出てくる事例は2000年代前半のケースが多くて直接は知らないという方もいらっしゃるかもしれません。
確かに極端ともいえる事例なのですが、著者自身が見聞きした事例を通じて、資本主義や株式市場の実態をあぶり出しています。

この本の最大の特徴は、世界中にあふれる投資法を、たった「3つ」に類型化してしまっていることにあります。

1つ目は、チャートだけを見て投資をする「トレーディング(デイトレードを含む)」。
2つ目は、割安株を探して投資をする「個別株長期投資(バフェット流投資法)」。
そして3つ目が、橘さんが「経済学的に最も正しい投資法」と述べる「ファイナンス理論に基づく『インデックスファンドへの投資』」です。

(その他、主に成長企業を選別して投資を行う「グロース投資」などをご存知の方もいらっしゃるかもしれません。)

その上で、本書のタイトルにもなっている「臆病者」、つまり過度なリスクをとらないで資産形成を目指す人はどうすべきなのかを「ど素人のための投資法」として、淡々と述べているのです。
そこに本書籍の最大の面白さがあるのですが、更に面白いことに、あとがきで「私自身はここに述べたような「合理的な投資法」を実践しているわけではない」と言っており、「人には正しくないことをする権利もある」と、言ってのけます(笑)。

橘さんの投資法を合理的と見るか、つまらないと見るかは読者の方におまかせいたしますが、本書籍で紹介されている、「今の1万円と10年後の1万円は価値が異なる」という「現在価値」や「割引率」といった概念は、金融商品の価格を考えるという観点からは非常に重要な内容です。

また、「いかがわしいキャンペーン」と題して、金融機関でよく見かけるような5つのプランが示されているのですが、具体的な例を通じて、自分自身の金融リテラシーをはかってみるのも良いかもしれません。
そのほか、金融資産だけではなく「自分自身」も人的資産として重要だ、という主張は、資産運用を考えることはとても大切ですので、そのあたりも参考になるかと思います。

(※著書の中で、(投資信託では)金融機関は運用会社から3%程度の販売報酬と...受け取ることができるとありますが、これは正しくありません。本記事をご覧の皆さんにはお分かりですよね。)
→分からない方はこちらをご覧ください。

投資に興味はあるけども、始める踏ん切りがつかないという方には参考になるかもしれない書籍だと思います。
冒頭でも述べましたが、少し古い書籍ですので、取り上げられた事例を知らない方もいると思いますが、そうだとしても十分楽しめますし、この本の趣旨を理解するための支障にはなりません。

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5. 敗者のゲーム〈原著第6版〉(著:チャールズ・エリス、翻訳:鹿毛雄二)

敗者のゲーム〈原著第6版〉(著:チャールズ・エリス、翻訳:鹿毛雄二)
【読書難易度 ★★★】

「敗者のゲーム」というタイトルを見ても、何が書いてあるかサッパリわからないですよね。ですので、この本を手に取る人はおそらく、誰かに勧められたか、あるいは金融機関の関係者であるかのどちらかではないでしょうか。

実は、この本は投資家の指南書として世界的に有名であり、すでに50万部以上を売り上げている、投資本のベストセラーの一つです。
ちなみに種明かしをしてしまいますと「敗者のゲーム」とは、資産運用のことです。
著者のチャールズ・エリス氏は「ほとんどの運用機関は市場平均に勝てない。個人投資家は更に悪い。デイトレーダーに至っては、もっとひどい、やめたほうがいい」と言ってのけます。
「市場平均に負ける人」が圧倒的多数であるならば、資産運用は「勝ちに行く」のではなく「負けないこと」が重要だというのです。
それが「敗者のゲーム」というわけです。

結果的に、運用機関が市場に勝てないのであれば、市場を忠実に反映する、つまり市場に負けないインデックス・ファンドへの投資を考えてみるべきだ、というのが本書の一貫したメッセージになります。

しかし、単にインデックスへ投資すればいいんでしょ?というようにバカにしてはいけません。
最も困難なのは、最適な投資政策を見出すことではなく、相場の高騰期にも暴落期においても適切な投資政策をぶれずに維持することだと述べています。
1年間のうちベストな数日を逃すだけで、同じものに投資していても全く投資収益が違ってしまうということや、長期的な投資によるリターンの90%が資産配分(資産アロケーションともいう)に依存しており、銘柄選択やタイミング等による差はそれほど大きくないという、イボットソン教授の実証結果も知っておくと良いでしょう。

あとは個人投資家のリターンを引き下げるのが、売買回数の増加による手数料、あるいは売却時にかかる税金であるという指摘もしっかりと理解しておきたいところです。
確定拠出年金では、株式を主要投資対象とする投資商品にするのが鉄則!というのもこの本を読んだ後にはきっと理解できていることでしょう。

しかし、もう少し大きな枠組みで考えると、市場に勝つ、あるいは最も大きなリターンを目指すということよりも、将来を考えた際に、他の誰でもない自分自身の長期運用計画を立てることこそが重要と言えます。
その観点から、本書の第3部「個人投資家への助言」を何度も読み返してみることをおススメします。この本を読んで、インデックスファンドでいいやと思えた人はひとまずインデックスファンドで投資を始めてみればいいでしょう。

また、インデックスファンドがいいのか、それともアクティブファンドがいいのかよく分からないという人も、とりあえずインデックスファンドで投資を始めつつ、同時並行で良いアクティブファンドを探すということをすればいいのではないでしょうか。

ここからご紹介する残り2冊は、難易度がさらに上がりますので、もしお時間があれば読んでみてもよいのではないでしょうか。

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6. 21世紀の貨幣論(著:フェリックス・マーティン、翻訳:遠藤真美)

21世紀の貨幣論(著:フェリックス・マーティン、翻訳:遠藤真美)
【読書難易度 ★★★★】

上記で紹介した他の書籍とは少し毛色の異なる書籍ですが、ここでどうしても紹介しておきたい本の一つです。

この本はいわゆる「投資本」ではありません。「マネー」の本質についての洞察が示された書籍になります。
ここでは「マネー」=「貨幣」ではなく、「金融システム全体」の話として、もう少し広い意味で捉えられており、金融政策の意義であるとか、銀行の国有化の意味であるとか、少し専門的な話も含まれています。

「マネーとは何か?」
「マネーが発明されて、世界はどう変わったのか?」
「銀行とは何か?」
「マネーと権力はどのような関係にあるのか?」
など、お金にまつわる、多くの「普段は気にもとめないが、実は重要な疑問」について、一つの見方を示してくれています。

例えば、「そもそもマネーと呼ばれるものは何なのか?」については、さまざまな地域や歴史の事例を用いて検証を行っています。
本書籍によれば、マネーが満たすべき条件は、3つあります。

  1. 抽象的な価値単位を提供すること
  2. 記録する仕組み
  3. 譲渡性

面白いことに、この3つの条件は、何か一つの存在が「マネー」足り得るか、という貴重な知見を与えてくれます。

例えば最近、「評価経済」という言葉が流行っています。
Facebookの「いいね!」や、Twitterのフォロワーなどは、経済価値があるのではないか、という議論です。ただ、上の定義からすれば「いいね!」は、マネーそのものではありませんよね。譲渡性がないからです。

繰り返しになりますが、読まないと資産運用を始められないという一冊ではありません。
しかし、マネーについて考えることは、上記の「評価経済」に加えて、「仮想通貨(暗号通貨)」、「ICO(InitialCoinOffering)」、「デジタルマネー」等、従来の貨幣に替わりうる概念が出てきた昨今において、それらとの付き合い方を考えるのに役立つ一冊となるのではないでしょうか。

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7.賢明なる投資家- 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法(著:ベンジャミン・グレアム、監修:土光篤洋、訳:増沢和美、新美美葉)

賢明なる投資家- 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法(著:ベンジャミン・グレアム、監修:土光篤洋、訳:増沢和美、新美美葉)
【読書難易度 ★★★★★】

米国において「投資家の父」と呼ばれ、また、ウォーレン・バフェット氏の師匠として知られる、ベンジャミン・グレアム氏による著作です。
グレアム氏は割安株投資、バリュー投資と呼ばれる手法の創始者と呼ばれており、その手法には定評があります。

この書籍の目的として、まえがきには
「投資戦略を決定したり、それを実行に移すための手法を投資の初心者にも理解できる形で示す」と書かれています。

が、米国株式市場における過去の追体験ともいうべき事例紹介の中で、細かい数字がたくさん出てきますので、何を言っているかわかりづらいと感じる人も多いのではないでしょうか。
そういう意味で、投資初心者の方全員に読むことをおススメするわけではありません。一度手にとってとっつきづらいと感じたら、無理せず、少し投資に慣れてきた頃に改めて読んでみるのも良いでしょう。

しかし、このような読みにくい本が長く読み継がれている理由は、はっきりしています。
この書籍の本質的な価値は「とにかく具体的」であることに尽きます。

グレアム氏は、1972年から遡ること約100年分の、ニューヨーク証券取引所の株式相場データを分析し、「そのデータから一体何が読み取れるのか」を様々な側面から検証しています。
例えば、1964年の株式相場を見て、グレアム氏は「以下の方針を採用すべき」と言っています。

  • 有価証券を買い付けたり、保有するための借金はしない
  • 運用資産に占める株式の割合を増やさない
  • ポートフォリオ中の株式部分を、必要ならば最高で半分までに引き下げる

ここまで具体的な局面を取り上げて、「どのように相場を見るか」を示している本は、そう多くはありません。
しかも、その手法は、世界一投資で成功しているといっても過言ではないウォーレン・バフェット氏の採用している運用手法である、というのです。
そういう意味で、バフェット氏のように相場を見てみたいという方には、良い指南書となるのではないでしょうか。

この書籍中では、懸命に証券分析に時間と手間を惜しまない「積極的投資家」、安全かつシンプルな投資を好む「防衛的投資家」という言葉が対比され示されています。
それぞれに対して、グレアム氏は戦略を述べていますが、グレアム氏は「期待できる収益率は、むしろ、投資家が自発的に投資のためのどれだけの知的努力を注げるかかかっている」と「積極的投資家」であることの重要性を説きます。

しかし、多くの投資初心者は、それほどの時間を投資にかけることはできないはずです。したがって、まずは「防衛的投資家」を目指すのも、悪くはないと思います。

いかがでしたでしょうか。
今回は7冊の本をご紹介させていただきました。
何がしかのセミナーに行く、あるいは実際に投資を始めるにしても、まずはご自身でしっかりと勉強されたいという方も多いと思います。何もいきなり全ての書籍を読む必要はありません。難易度マーク等も参考にしていただきながら、読む本を選んで頂くなど、何がしかのお役に立てれば幸いです。
では、そろそろ失礼いたします。

(Photo:三菱UFJ国際投信-stock.adobe.com)

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