貯金しようと思ってはいるものの、なかなかうまく貯金ができないという人も多いと思います。お金を貯めるのって大変ですよね。なぜ貯金がうまくいかないのでしょうか。そこで今回は、貯金ができない理由とその対処法をご紹介したいと思います。
貯金すべき金額とその理由がはっきりしていない
そもそも貯金ができない、という人の多くは、貯金すべき金額とその理由がはっきりしていないケースが多いです。
「毎月5万円は貯金しようと思っている」とか「ボーナスの半額は貯金に回すようにしている」という人もいると思いますが、なぜその金額なのかということがはっきりしていないのです。ただなんとなく、「毎月5万円くらい貯金ができたらいいな」とか、「ボーナスは半分くらい貯金に回しておこう」と考えているだけのケースが多いのです。
そうなると貯金に対して、なかなかモチベーションが上がりません。「2年後に240万円の車をローンなしで買いたいから、毎月5万円とボーナス全部を貯金しよう」などと、理由を明確にすれば貯金のモチベーションが高まりますよね。具体的な道しるべができていて、5万円を貯められなかったら車が買えなくなるという危機感を感じながら毎月貯金をすることができるのです。
もし漠然と貯金をしているようであれば、貯金する理由を明確にしてみてはいかがでしょうか。
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収入に対する生活コストが大きすぎる
収入に対して、生活にかかるコストが大きすぎるとなかなか貯金がうまくいきません。生活コストが大きすぎる場合には、当然ですがコストを削減する、つまり節約して生活する必要があります。
とはいえ、生活水準を引き下げるのってちょっと大変ですよね。無理をするとうまくいかないので、できることから始めていきましょう。
たとえば、定期購読していた雑誌を一旦停止してみるとか、あまり通えていなかった習い事を解約するとか、「生活に絶対欠かせないもの」ではないところからコストを削減していく必要があります。そういった無駄を省いてみて、さらに必要であれば通信費、娯楽費などの削減に移りましょう。
「飲み会を週1回に減らす」とか「3ヶ月以内に同じメンバーで飲み会はしない」といったように飲み会のルールを決めるとか、「趣味に使うお金は月1万円まで」と用途ごとに使っていい金額を決めてしまうとか、自分の中でいくつかルールを決めてしまうと生活コストの削減がラクになります。
また、通信費は格安スマホを検討するとか、インターネットは家で使わないで無料のWi-Fiが利用できるところだけにするとか、妥協できる点を見つけて取り組むことも大事です。
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貯金に対する意識が希薄
貯金がうまくいかない理由の一つとして、そもそも貯金に対する意識が希薄で、「貯金しなきゃ」と口で言うだけで実際に具体的な行動をしていないというケースが見受けられます。貯金しなければという危機感はあってもそのための行動が伴わないと、当然貯金することができません。日々の暮らしの中で、「貯金しなきゃ」と思い出すためのきっかけが必要ですね。
たとえば、マイカー購入のために貯金しているのであれば手帳のいつも見えるところに「〇〇年×月、車購入!」と書いてみたり、結婚式の費用のために貯金しているのであればスマホの待ち受けを憧れの結婚式の写真にしてみたりと、自分がよく見るところに貯金して叶えたい夢や目標を置いておけばいいのです。
そうすれば、自然と貯金を意識するようになりますし、「おやつを我慢する」とか「タンブラーを持ち歩くようになる」など、小さな行動から変わってくるはずですよ。
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貯金のために何をしたらいいかわからない
そもそも貯金ができない理由として、貯金のために何をしたらいいかわからないという人もいます。
やるべきことはとても簡単です。「毎月いっぱいいっぱいで、貯金するだけのお金が余らない」という人は生活コストの削減から始めるべきですし、「お金に余裕はあるはずだけど貯金できない」という人は貯金に対する意識を高めることを優先すべきです。
貯金する目標と金額、そしてゴールとする時期を定めてみて、そのためにできることを書き出すのもいいですね。
目標金額を貯金するために、自分には今何が足りないのかを考えてみてください。貯金のためにできることを5つ書き出してみて、そのうち簡単にできそうなことを3つまずは実行してみます。
その3つが当たり前にできるようになったら、残りの2つにも取り組んでみてください。少しずつできることを増やしていけば、無理なく負担なく、スムーズに貯金ができるようになるはずです。まずは無茶をしないで、できることから始めてみてください。
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まとめ
貯金するのに大事なのは、貯金に対する意識と、貯金のためにできることをルーティン化してあまり強い気持ちや我慢が必要ない状態でも実行できるようにすることです。いつの間にか貯金できているという状態が望ましいですね。そういう状態にもっていくことができれば、あっという間に貯金上手になれるはずです。
(Photo:三菱UFJ国際投信-stock.adobe.com)
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