お金がたまらない人のための節約術とは

お金がたまらない人のための節約術とは

世の中にはいわゆる「節約術」は数多くあり、いくつも試してみたけれどしっくりこない。皆さんには、そんな経験はないでしょうか。「より多く稼ぐ」というような収入増加を実現するのは簡単ではありませんが、お金の使い過ぎを減らすことはできるのではないでしょうか。

「節約」というと日常生活に必要不可欠な出費までも削って貯金するというようなイメージがあるかもしれませんが、今回は少し発想を変えて「使いすぎを減らす」という発想で節約術について見ていきましょう。特に女性の方は、必見です。

自分の生活スタイルをあらためて考える

世の中はどんどん便利になり、インターネットで調べれば、様々なサービスを見つけられる時代です。

たとえば、食材の宅配サービスや自宅内のウォーターサーバー設置などは便利なサービスで現在利用しているという人も多いのではないでしょうか。またスマートフォンのアプリなどでの新聞や雑誌の購読、動画などの視聴契約の会員数も増えています。

こうしたサービスは確かに便利です。しかし、はじめは面白がってよく使いはしたものの、その後はやや飽き気味になって、以前ほど頻繁には使わなくなった、または、今は殆ど使わなくなったというようなものはないでしょうか。習い事やスポーツジムなどもそうかもしれません。こうしたサービスは会費制や定額課金のサービスであることが多く、毎月使っていなくても課金されます。

自分の生活、つまりライフスタイルをあらためて見直してみると、必要でないサービスの会費等に出費していることもあるのではないでしょうか。心当たりがある方はあらためてクレジットカードの明細などを確認して、見直しを行い、不要なものは解約してみてはどうでしょうか。

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気が進まない、目的のない出費は減らす

最近は昔に比べると「飲み会」が減ってきていると言われていますが、それでもお付き合いの飲み会が全くないという方も少ないのではないでしょうか。女性で節約がうまくいっている人の中には、有意義な目的のない飲み会には顔を出さない、という人もいます。

飲み会では1回4,000円や5,000円が簡単に飛んで行ってしまうと感じている人も多いのではないでしょうか。飲み会だけではなく、ちょっと贅沢をした女子会のランチでも数千円以上というケースはよくあります。

こうした飲み会やランチが月に数回あったという人では、飲み会等への出費が月に数万円の人もいたかもしれません。参加を見直したことで浮いたお金を貯金しているという人も中にはいます。

自分が気乗りしないイベントは精査してみることでお金も浮くだけではなく、自分の自由になる時間も増えることになります。

これは決して飲み会に参加するなという話ではありません。お金がかかるイベントには、今一度、「何が目的だったっけ?」と立ち止まってみるとお金も時間も効果的に使えるかもしれません。

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ストレス解消での使いすぎを防ぐ方法

自分が節約をしていると思い詰めると、いわゆる「節約疲れ」に陥ってしまうこともあるのではないでしょうか。節約に疲れてしまうのです。反動で高額な買い物をしてしまう人も多いといいます。

一生懸命、そして長い時間をかけて節約をしてきたのに、ストレス解消のために一気に散財してしまってはそれまでの節約の努力が無駄になってしまいます。

浪費癖があるという人でもお金の管理がうまくいっているという人はいます。そうした人は、お金を物理的に使わないように様々な工夫をしています。

その一つは、よくある方法ですが、「必要以上に財布にお金を入れない」です。もっとも、最近では、キャッシュレス化の流れもあり、必ずしも、財布に入っているのは現金のみというわけではありません。現金であれば、財布の管理で事足りるのですが、クレジットカードや電子マネー等の管理も必要です。

クレジットカードや電子マネーは、決済する際に、自分で現金を財布から取り出すという行為がないために、ややもすると使いすぎになってしまうことがあります。そうならないようにするために、不便ではありますが、カード類を一時的に自宅にしまっておいたり、電子マネーの利用を中止するという人もいます。

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まとめにかえて

節約というと、誰でも簡単に、そしてすぐにできそうにも思えます。ところが、多くの人が経験しているように、その結果は必ずしもうまくいくばかりのものではなく、中には節約疲れによるストレス解消で、貯めた以上に使ってしまったなどという失敗談すらあります。

節約するためは、それまでの自分と向き合って、ライフスタイル等を見つめ直すという作業が必要かもしれません。そして、何のために節約するのかという目的意識がはっきりしないまま無理な節約をしようとすると、節約の途中で疲れてしまうこともあるでしょうし、結果なかなか貯まらないということになってしまうこともあるでしょう。

(Photo:三菱UFJ国際投信-stock.adobe.com)

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