「今」の趣味を老後まで楽しむために必要な4つのコト

「今」の趣味を老後まで楽しむために必要な4つのコト

「老後の趣味」というと、ゲートボールやウォーキング、ゴルフ、編み物、盆栽…。そんなイメージがある方も少なくないかもしれません。ですが、本来趣味はもっと幅広いもの。現代のシニア層も、多くの方はパソコンや旅行、読書、スポーツ観戦などさまざまな分野の趣味を楽しんでいます。
今回は特に女性の趣味に焦点を絞って、今楽しめる趣味を老後も継続して楽しむためのコツと、そのためにどんな備えをしておけばいいのかをご紹介します。

ランキングで紹介!20代~50代の女性はどんな趣味を楽しんでいる?

まずは幅広い年代で女性の趣味ランキングを見てみましょう。以下は、20~50代の女性を対象とした調査結果です。
<あなたの趣味(20代~50代女性、最大3つ、自由回答)>
1位 読書 21.7%
2位 旅行 16.3%
3位 音楽鑑賞 14.6%
3位 料理 14.6%
5位 ショッピング 13.8%

出所)ASMARQ「趣味に関するアンケート調査(2014年)

また、アラサー世代が読者層の『AneCan』の調査によれば、女性がお金をかけていることの1位は旅行。2位が習い事・スキルアップ、3位が食べ物、4位が美容ごと、5位がインテリアと続いたそうです。

出所)AneCan7月号「生活のコレにお金をかけているランキング

お金をかけていることは、生活に必須のことでなければ言ってみれば趣味であり、生活の楽しみであるはず。「特に趣味はない」という人でも、上記のうちどれかが好き、あるいはお金をかけているということは多いのではないでしょうか。

上記の2つのランキング内容を参考に、これらの趣味を老後までどう楽しみ続けられるのか、アイデアを考えてみましょう。

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今の趣味を老後まで楽しめる生きがいの趣味にするには?

趣味を楽しむには、1つの趣味を突き詰めて深める方法と、異なる趣味同士を組み合わせて楽しみを広げる方法があります。

1つの趣味を突き詰める

趣味の世界は、知識を得たり技術を磨くことでよりディープに楽しむことができます。
例えば料理、インテリア、美容、食べ物で考えてみましょう。

料理…自分の好きな料理(洋風、和風、中華、お菓子など)の系統を考えて、料理教室に通ってみる
インテリア…インテリアコーディネーターやカラーコーディネーターの資格を取得する
美容…アロマやエステ、ネイルアート教室に通ってみる

現在あなたが26歳だとすれば、10年趣味を深めたら36歳。誰かに知識や技術を教えられるようなレベルになるには充分な期間です。老後を迎えてから教室を開いたり、働いている間に副業を開始するなど、収入を得られる可能性もあります。

趣味を組み合わせる

こちらは旅行で考えてみましょう。旅行は特にほかの趣味と組み合わせやすい趣味の一つです。

旅行×カメラ
現在はインスタグラムなどSNSに写真をアップするため、写真映えする場所へわざわざ旅行に行く人も多くいます。逆に言えば、もともとカメラが趣味の人であれば、美しい写真を撮るために遠方に足を運ぶのは当然のことです。旅行とカメラは非常に相性が良い趣味と言えます。
写真に撮ることを目的とした旅行計画をするなら、まずカメラを購入して技術を身につけることから始まり、どこが撮影に適しているのか、時間帯はいつがいいのかなど、普段の旅行とは違ったプランを練ることができます。

旅行×料理
いわゆるグルメ旅行は誰しもしたことがあるかもしれませんが、料理が好きならご当地の料理がどんなレシピで作られているのかを探求する目的を持つのもいいでしょう。「料理に興味があって…」という切り口で、お店の人との会話も弾むかもしれません。

旅行×語学
趣味と実益を兼ねやすいのが語学です。海外旅行のために語学を始めて、それをそのまま仕事に生かすことも考えられます。

旅行×インテリア
観光地を巡るだけではなく、ご当地のインテリアに着目してみてはいかがでしょうか。歴史ある建造物を巡るのはもちろん、その土地にしかない凝ったインテリアのカフェを訪れたり、個人が経営しているインテリアショップでオンリーワンのインテリアを見つけるのも楽しいものです。

以上でご紹介した内容を総括すると、新しい知識や技術を身に着けていくのが趣味をとことん長く楽しむコツということになります。
自分が今好きな分野について一歩踏み込んでみる、あるいは好きなもの同士を組み合わせてみる。そんなふうに、自分の趣味の裾野を広げてみてはいかがでしょうか。

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老後に趣味を楽しむなら、ライフイベントと健康状態を気にしよう

さて、一方で趣味には多かれ少なかれお金が必要になります。また、自分の健康状態がよくなければどんな趣味も楽しむことができません。そしてそれらは、年齢を重ねるにつれて増していく不安要素です。

実際、年代を問わず生活の不安として多くの人がお金と健康について案じています。

ソニー生命が行った調査によると、「最近、どのようなことに生活不安を感じるか(複数回答)」という質問に対して、1位は圧倒的に「家計・経済状態」で62.6%。ついで「健康状態」が44.9%となっています。ほぼ同率で続くのが「老後の生活設計」で42.2%となっており、こちらは50代が58.4%と20代の26.8%と比べるとかなり高い数値です。
趣味を楽しむ豊かな生活をしようと思っても、まずこれらの不安を払拭しなければなりません。

出所)ソニー生命保険株式会社「ライフプランニングに関する調査」(平成26年)

お金を準備する

老後のためにお金を…と言っても、まず何をどうしたらいいのかわからない人が大半のはず。おすすめは、自分が迎えるであろうライフイベントにどれくらいお金がかかるのかを考えてみることです。ライフイベントは主に結婚、子育て(教育)、住宅購入、そして老後資金に大別できます。

とはいえ、それぞれのライフイベントにどれくらいお金がかかるのかは、もちろん人によって違います。個人の価値観も大きく影響するでしょう。
mattoco Lifeでもたびたび取り上げてきたテーマなので、下記記事も参考にしてみてください。

結婚費用を準備したい!総額いくらかかるの?
子育て費用は総額でどれくらいかかるのか
子どもの教育費、大学進学までにいくら必要なの?
老後は賃貸or持ち家、どっちがお得?リスクやメリット、必要な備えもご紹介!
ゆとりある老後の生活に必要な資金はどのくらいか

また、人生で使うお金を考えるときに重要な要素の一つは、「借金を作らないこと」です。そんなの当たり前じゃないかと思うかもしれませんが、カードローンや住宅ローンも立派な借金です。

金融広報中央委員会の調査によれば、20歳以上の世帯員が2名以上の世帯で、借金のある世帯は2018年でなんと40.9%です。借入金の平均額は1,474万円。このうち住宅ローンの比率は1,350万円です。124万円はそのほかのもので借金をしているということになります。
住宅は数千万円規模の買い物ですから、住宅ローンを組むのは一般的なことです。ではそれ以外ではどんなものに対して借り入れをするのでしょうか。

住宅についで多いのが耐久消費財の購入資金で26.1%。耐久消費財とは、自動車や電化製品、家具などのこと。注目したいのは、日常の生活資金として借り入れている人が3番目で10.6%にも及ぶことです。10人に1人は特別大きな買い物でなくとも借金をしていることを考えると、借金が決して他人事でないということがわかります。
返済しなければならないお金がある状態では、趣味を十分に楽しめません。定年までにはローン残債がゼロになっているようにライフプランを組むことも非常に有効な選択肢なのです。

出所)金融広報中央委員会(知るぽると)「家計の金融行動に関する世論調査」(2018年)

健康状態を保つ

自分でできる健康への配慮は、当たり前ではありますが十分な睡眠とバランスの良い食生活、そして適度な運動が基本です。しかし、それでも病気や怪我を完全に防げるわけではありません。健康リスクは誰にでもあります。
医療費はお金の不安とも結びついていますから、「お金の準備」の一貫として、保険への加入も1つの選択肢です。

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まとめ

現在の趣味を老後まで太く長く楽しむには、知識と技術の研鑽が欠かせません。また、異なる分野の趣味同士を組み合わせることで、新たな楽しみを見いだせる可能性があります。
そのために必要な生活の基盤として、お金と健康について今から考えておくのがおすすめです。将来の生活から逆算して、まずは必要となるお金について考えてみてはいかがでしょうか。

(Photo:三菱UFJ国際投信-stock.adobe.com)

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