結婚にはお金がかかる?結婚費用の目安と貯め方とは?

結婚にはお金がかかる?結婚費用の目安と貯め方とは?

結婚にはお金がかかると言われますが、一体どのくらいお金がかかるものなのかいまいちピンと来ないという人も多いのではないでしょうか。婚約指輪や挙式、新婚旅行の費用など思いつくものはあれど、それが具体的にいくらかかるものなのか把握していないということも多いですよね。しかしそれでは結婚費用を準備できず、いざ結婚しようとなったときに慌ててしまいます。そこで今回は結婚費用の目安と貯め方についてご紹介いたします。

そもそも結婚費用にはどんなものが含まれる?

「結婚費用を貯めよう」と思っても、結婚費用にはいくら用意しておけばいいのか、結婚費用には何が含まれるのかを把握していないと、貯金の目標とする金額の見当がつかないと思います。結婚費用には何が含まれるのでしょうか。ここではまず、結婚費用として考慮すべき項目について考えていきます。

結婚費用とはかなり広い範囲のことを指す言葉です。婚約指輪、結婚指輪にかかるお金、挙式にかかる費用、新婚旅行代などはすぐに思いつくかもしれませんが、ほかにも両家の顔合わせにかかるお金や結納にかかるお金、新婚旅行のお土産代なども結婚にかかる費用と言えるのではないでしょうか。また、結婚費用に含めるかどうかは別としても、結婚するとかかる費用として、新居の購入もしくは新しく賃貸する場合の初期費用、新居への引っ越し代、家具家電の購入費などは想定しておいたほうがいいでしょう。

中でも、結婚式の費用新居に関する費用の負担が大きくなりがちですが、工夫次第では抑えられるところでもあります。すでに結婚を考えているパートナーがいるのであれば、パートナーとしっかり話し合いをして、どのような式にするのか、新居は購入するのか賃貸にするのかということをしっかり決めておいたほうがいいでしょう。

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結婚式にかかるお金って?

ここでは、結婚費用の中でも高額になりがちな結婚式の費用について見ていきます。式の規模やスタイルによって金額は大きく変動しますので、いくつかパターンごとに分けて見ていきましょう。

まずは、ハワイやバリ島など人気のリゾート地で海外挙式をしたい場合です。この場合、呼ぶのは家族や本当に親しい友人のみというケースが多いのではないでしょうか。それであれば、式自体にはそれほどお金がかからないことがあります。

しかし、自分たちとゲストの旅費を考えたり、現地での滞在費を考えたりするとやはりそれだけで100万円前後かかってしまうというようなことも起きてしまいます。ハイシーズンでの渡航となると、片道でも10万円近くかかるケースもありますから、挙式の時期をよく考えたほうがよさそうです。ゲストと自分たちの旅費、滞在費、式の費用を含めると総額で250万円前後は見ておいたほうが無難でしょう。

一方、国内で100名規模の大規模な挙式をしたい場合400万円以上かかることもあります。会場や衣装、式の内容にもよりますが400万円を超え、600万円を超えるとどうでしょうか。そうなるとご祝儀で一人3万円をもらったとしても自己負担は100~300万円近くになってしまうことも。大規模な式を挙げると、その分費用がかさむので注意が必要です。

親族や一部の親しい友人のみ招待する挙式にしたい場合には、レストランや小さめのチャペルを貸し切って行われることが多く、その場合は人数にもよりますが100~150万円前後に抑えることができます。最近では挙式のみを執り行い、別途レストラン等で親しい友人や家族と食事を済ませるパターンも増えてきているようで、その場合ですと50万円以下に抑えることも可能でしょう。

ちなみに、両家顔合わせにかかるお金は8,000円~1万円のコースのお料理を両親、兄弟姉妹、祖父母など参加を希望した人数分ということになります。参加人数にもよりますが、5万円~10万円ほどを見積もる必要があります。

婚約指輪は新婦の希望次第ということになりそうです。新居を賃貸で用意する場合には、初期費用がかかります。さらに引っ越し費用がかかりますが、時期によっては大きな金額がかかるケースもありますので少し余裕を持って貯めておく必要があります。

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結婚費用を貯める期間

では、結婚に関する費用はいくら貯めておけばいいのでしょうか。自分が理想とする結婚に合わせて目標金額を設定することがキホンとなりますが、貯金できる期間も考慮した上で、現実的に貯められるお金を考えたほうがいいでしょう。

結婚費用について相談すべきパートナーがすでにいるのであれば話し合いをして現実と理想の間をうまくとることが大事です。

また、結婚に関する費用については親が援助してくれるケースも少なくありません。ただ、何かあって親の経済状況が急変することも考えられないことではありません。親が出すと言ってくれているお金があったとしても、あまり頼りにし過ぎないほうがいいですね。もし本当に親が出してくれたとしたら、浮いた分は将来のための貯金にしておくと安心です。

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結婚費用、どうやって貯めるべき?

結婚費用を貯めると考えたときに、どういう方法で貯めることができるのでしょうか。今の年齢と結婚までの期間を把握し、それに合った方法でお金を貯める必要があります。

貯める期間が短い場合、預貯金で貯めようとすると、ボーナスを大幅に預貯金に充てたり、毎月の貯金額を増やして対応したりすることが必要となります。短期間で貯める必要があれば、多少毎月の貯金額を増やして生活水準を意識的に落とすことを検討してみるのもよいでしょう。

NISAやつみたてNISAなどで運用することも悪い方法ではないですが、投資では一般的に長期的な運用が望ましく、お金が必要とされる時期が決まっていると株や投信の価格が下がっているときに売らなければならなくなってしまうこともあるため、場合によっては良い手段とは言えなくなる可能性もあります。投資で準備するのであれば、投資できる期間をよく考えて、値動きが小さいものに投資した方がいいかもしれません。

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まとめ

いかがでしたか。「結婚にはお金がかかる」と言われて理解はしているつもりでも、いざ具体的な金額を想像しようとするといくらなのかわからないという人も多いと思います。結婚するときのことを具体的にイメージして自分の目標金額を定めること、そしてパートナーがいるのであればパートナーとしっかり話し合いをすることが重要です。しっかり貯めて、いい結婚生活のスタートを切ってくださいね。

(Photo:三菱UFJ国際投信-stock.adobe.com)

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