子育て中の悩みはどうしたらいい?親の心構えについて

子育て中の悩みはどうしたらいい?親の心構えについて

子育て中の人の中には、子どもにイライラしてしまったり、子育てに自信をなくしてしまったりしている人も多いのではないでしょうか。子育ては子どもが成長するまで毎日続くので、悩みに対して漠然と不安を抱いてしまうこともあるでしょう。ここでは、子育て中の人に多い悩みの種類や解決方法について紹介します。

子どもの年齢によっても悩みはさまざま

子育ての悩みは、子どもの年齢ごとにも異なります。たとえば、0歳の子どもであれば、子どもの世話や成長のことについて悩むことが多いでしょう。子どもが保育園から小学生で特に母親が仕事をお持ちの方であれば、子育てと仕事の両立についての悩みが増えてきます。また、子どもが中学生以降になれば、将来の進路、人によっては子どもが反抗期を迎えることもあるかもしれません。

どの時期でも共通する、子育て中に大切なのが、親自身が笑顔でいることです。親が余裕を持てば、子どもも安心するものです。

また、子育て中は、子どもの自信を高めてあげられるように接することも大切です。子どもを叱るときに、自分より相手の方が小さいのになじってしまうと、自分に自信が持てなくなってしまう子になってしまうかもしれません。子どもを叱るときは、感情的になるのではなく、気持ちを落ち着けて優しい気持ちで語り掛けるように行いましょう。

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子どもに対してイライラするときはどうしたらいい?

子育て中の人で多くみられる悩みが、子どもに対してイライラしてしまうことです。子どもに対してイライラしてしまう原因には、子どもが言うことを聞かないだけでなく、時間がなかったり、自分の疲れがたまっているなどさまざまな要因が絡んで起こるものです。

自分がどのような原因で子育て中にイライラするのかを知れば、対策を取ることもできます。

たとえば、時間がないという理由で子どもにイライラしてしまう場合は、朝型生活に切り替えたり、時短家事を取り入れるなどの方法があります。特に、乳児の子育てなど子どもにかかりっきりになることが多い場合は、家事をいったん切り上げるのもよいでしょう。

また、子育てや家事の分担について一度夫婦で話し合うことも大切です。近年は、子どもを持つ共働き世帯も増えている一方で、日本は海外の国々と比較しても、女性の家事や子育ての負担が重いといわれています。

子育ての大変さについては、男性になかなか理解してもらえないこともあるでしょう。仕事だけでなく、子育てや家事をどのように分担していくのか、パートナーと話し合いの機会を持ってみましょう。

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子育てのストレスを軽くするには?

子育てのイライラを和らげるためには、自分自身のストレスをうまく発散することも大切です。特に、乳児など小さい子どもの世話をしている人は、ついつい子どもにかかりっきりになってしまい、家に閉じこもってしまう傾向があります。

子育てでイライラしないようにするためには、一時でもいいので、子育てから解放される時間を作ることが大切です。たとえば、夫婦で子育てをしているのなら、パートナーに週末数時間だけ子どもをみてもらいましょう。

実家や義実家と近距離に住んでいる人であれば、1、2時間だけ子どもをみてもらうのも構いません。ただし、子育ての大先輩ともいえる自分や夫の両親でも、久しぶりの子どもの世話に戸惑ってしまうことがあります。両親や義両親に子どもの世話を頼むときは、短時間にすることがポイントです。

一時の間だけ子どもを預ける人が見当たらないという人は、子どもの一時預かりを利用するのもおすすめです。子どもの一時預かりは、民間の会社だけでなく、自治体でも行われています。自治体によっては、子育て中の親のリフレッシュではなく、就業・病気・冠婚葬祭などの事由に限られていることもあります。自治体の子どもの一時預かりを利用するときは、お住まいの自治体のホームページで確認してみてください。

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子育ての悩みがあったら誰かに打ち明けよう

近年は少子高齢化で子どもの数が少なくなっており、身近に小さい子どもと接する機会がほとんどなかったという人も多いでしょう。そのような人が、子どもが生まれて、初めて子育てをすると戸惑ってしまうのは仕方のないことです。

子育てをしてみて多くの人が気づくのが、自分が考えていた以上に子育てが思い通りにならないということです。子育て中の悩みはすべての人が抱えているものであり、誰かと共有することで気持ちが楽になることがあります。

子育て中の悩みを聞いてくれる相手は、友人や知人が多いという方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に、夫が外で働いている場合、なかなか子育て中の悩みを打ち明けられなかったり、悩みを打ち明けてもきちんと聞いてもらえないということが多いことが考えられます。

子育て中の悩みを解決するには、昔ながらの友人やママ友に悩みを打ち明け、それぞれのケースを参考にすることが解決につながりやすくなります。また、子育ての悩みを打ち明けられる人がいない場合でも、両親や親戚、保育園や幼稚園の先生、地域の保健師や児童センターの職員などにも相談してみるようにしましょう。

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まとめにかえて

現代は核家族化が進んでおり、他人とのつながりも希薄になりやすいことから、子育ての悩みを抱え込みやすい時代といえます。子育ての悩みは1人で抱え込まずに、まずは家族をはじめ周囲と話し合って解決していくようにしましょう。

(Photo:三菱UFJ国際投信-stock.adobe.com)

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