「家計の改善は、まず家計簿を作るところから」と、聞くことはあると思いますが、家計簿をつけるって結構面倒じゃないですか。
今や、クレジットカードやポイントカードは何枚もありますし、一人で複数の銀行口座を持つことも珍しくありません。
まして、夫婦でまとめて家計管理をしようと思ったら、把握すべき範囲は膨大でしょう。
私もこれまでは頑張ってエクセルで管理していましたが、そろそろ限界です。
ということで、家計簿アプリを探していたところ、弊社が今度マネーフォワードさんのセミナーに参加させていただくことになったことから、せっかくなのでマネーフォワードを使ってみることにしました。
(本記事で紹介しているのは、Android版アプリです。)
初めにすることは、銀行口座などのデータを連携すること
マネーフォワードにログインして、まず行うことは、自分が持っている銀行口座やクレジットカードの情報を連携することです。
連携先選択の画面から、カテゴリーを選択して、個別の金融機関などを選択します。
選択後は、各サービスのログインIDやパスワードなどを入力すると連携が始まります。
私の場合、20個近く連携したので、結構時間がかかりました。
また、銀行やクレジットカードによっては、秘密の合言葉などの入力も求められたりしますので、準備してから作業することをおすすめします。
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現金のやり取りも、ほぼ自動化!?
現金の見える化はどうするかというと、「財布」を作成します。先ほどの、連携先選択に「財布作成」があります。
「財布とATM引き出しとの連動」にチェックすると、ATMから現金を引き出した際に自動的に「財布」へ金額が反映されます。
これ、すごく便利です。マネーフォワードを始めると銀行やクレジットカードなどの情報は自動連携されるので、入出金を自分で入力する必要があるのは、ほぼ現金だけになるのですが、「財布とATM引き出しとの連動」機能のおかげで、さらに手間が少なくなります。
ここからは、現金やICカードを使ったときの対応です。
入力方法は、3つあります。ホーム画面の右下を選択すると、入力画面が表示されます。
(1)まずは、手入力です。
現金の入出金は、原則、下記の画面での手入力となります。
ですが、次にご紹介する「レシート読み込み」や「ICカードリーダー」機能で、手入力は減らすことができます。
(2)2つ目の入力方法は、「レシート読み込み」です。
こちらは、カメラでレシートを読み取る機能です。
何枚か読み取りましたが、合計金額はどのレシートもきちんと読み取れました。
店舗名で保存するか、品目で保存するか選択できるのですが、私は店舗名で保存しました。
店舗名や品目は、きちんと読み取れないものもありましたが、それは手修正できます。
レシートを自動入力できましたので、かなり手入力は減りました。
(あれ、今までのエクセルへの入力の苦労とは一体何だったのでしょうか。。。)
(3)最後は、「ICカードリーダー」です。
これは、Android版だけの機能ですが、マネーフォワードの別アプリである「ICカードリーダー」をインストールすると、Suica、PASMOなどのICカードをタッチするだけで、情報を連携できる機能です。
自動改札を使った時はレシートが出ないので、今までは電車代を家計簿で管理することは諦めていたのですが、これで把握できます。正直、感動です!!
このように、「レシート読み取り」や「ICカードリーダー」機能がありますので、最終的に手入力となったデータは、私の場合は参加した結婚式のご祝儀ぐらいでした。
手入力を減らすには、レシートを必ず受け取って、捨てないことが大事です!!
※前述の通り、「ICカードリーダー」はAndroid版だけの機能です。
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カテゴリーの振り分けがあっているか確認しよう
手入力したデータは自分で「食費」や「交通費」などのカテゴリーを選択しますが、自動連携されたデータはアプリが自動で各カテゴリーに振り分けてくれます。
ほとんど問題なく振り分けてくれますが、一部は「未分類」となってしまっていたり、違うカテゴリーに振り分けられてしまっていたりするケースもあるので、確認して修正します。
ホームの入出金タブで入出金の一覧が見られるので、修正したいデータを選択すると詳細画面で修正できます。
また、中項目のカテゴリーは自分で追加できます。
カテゴリー選択後、右上の「編集」ボタンから、追加します。例えば、私は保育料を追加しました。
大項目のカテゴリーは編集できませんが、かなり網羅されていると思いますので、私は特に不便さは感じませんでした。
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入出金を入力し終わったら、家計簿は完成!
入出金を入力し終わったら、もう家計簿は完成です。家計簿を見てみます。
収入と支出に分かれていて、それぞれの内訳がグラフでも見られて、分かりやすいです。
何でこんなに使っているんだろう?と思ったカテゴリーがあれば、そのカテゴリーを選択すると、明細が見られます。
これで、使いすぎの原因や改善のポイントがすぐに分かります。
いかがだったでしょうか。
私は、正直、入力の手間がここまで少ないのかと驚きました。
日頃からクレジットカードや電子マネーを使っていて、現金をあまり使っていない人は、ほとんど自動連携できるので、かなり楽だと思います。
毎月のお金の出入りを把握することが、資産形成への第一歩です。家計簿が面倒で挫折してしまった方もマネーフォワードのような家計簿アプリを活用して、家計簿を続けてみませんか。
これで、「家計簿を楽につけたい」という当初の目的は達成できましたが、マネーフォワードアプリをいろいろ触っているうちに、新たな野望が芽生えてきました。
次回は、家計簿の域を超えた一歩進んだ使い方について紹介します。
(次回 家計簿だけじゃない! マネーフォワードをもっと使いこなそう)
※アプリのバージョンやサービス内容は、当記事作成時点のものであることをご了承ください。
(Photo:三菱UFJ国際投信-stock.adobe.com)