夫婦のお財布戦争、勝ち負けじゃない第三の選択肢

夫婦のお財布戦争、勝ち負けじゃない第三の選択肢

"感謝"を伝えた、その後

先日、先輩のアドバイスをもとに妻にピエールマルコリーニのチョコを添えてお礼を伝えたところ、怪訝な顔をされ、「何か悪いことしたの?」と問い詰められ、慣れないことをしてもなかなか真意は伝わらないんだな、と実感した今日この頃です。

ネットの記事や掲示板では、夫のダメだしとして「感謝の言葉がない」「態度で示すべし」なんて書き込みをよく見ますが、奥さんもぎこちない夫の感謝を素直に受け取ってください。(うちの妻だけかもしれませんが(苦笑))

夫婦のお財布問題は突然に

さて、昨日、今年の9月に結婚する後輩から「先輩は、結婚してお子さんがいますけど、家族の財布ってどうしてます?妻が銀行員なんで『私が管理してあげる』って息巻いてて・・・このままだとお小遣い制に・・・」と相談を受けました。

ある意味、永遠のテーマである夫婦のお財布問題。結婚前、結婚式準備中、子供ができた等々のタイミングで持ち上がる話かと思います。みなさんの家庭では、財布の紐はどちらが握っていますか?
ちなみに、2017年12月にジブラルタ生命が発表したアンケートでは、家計・資産管理の決定権は4割が妻、3割が夫とやや妻優勢だそうです。

さて、まずもって私が夫勢にアドバイスするなら、絶対に小遣い制に持ち込まれないこと!!です。それはなぜか、答えは明快です。小遣い制では、ベア要求が困難である一方、減額は妻の裁量で断行される恐れがあるからです。
そんな大げさな!!と思ったあなた、周囲を見渡してみてください。年・役職不相応にお昼ご飯の倹約を余儀なくされている人いませんか?

彼らは、一旦小遣い制のシステム導入を許容したがために、そのシステム上での生活を余儀なくされている可能性があります。仕事でいえば、過去に一大プロジェクトとして導入されたシステムや仕組みが、時代の変化等で業務にマッチしなくなったとしても、改善コストを理由に温存されて非効率が残った、というところでしょうか。
ただ、営利企業であれば、時代の変化に対応して勝ち抜く必要があるので、改善コストと将来リターンを天秤にかける機会もあるでしょう。しかし、家庭でそういうジャッジがあるかは不透明です。なぜなら、小遣い制で過ごしてしまった年月が、「夫向けの必要コスト=当初の小遣い水準」としての既成事実となって、小遣い増額の必要性を薄れさせるからです。(笑)

高度経済成長期のように、給与が年々右肩上がりというシナリオを描くのが難しい昨今、給与増を理由にした妻へのベア要求も難しいわけですから、まずは小遣い制の土俵に立たないことが肝心ではないでしょうか。(笑)

妻も納得のマル秘テク!?

じゃあ、どうしたらいいんだよ!?
という声が聞こえてきそうですが、私は後輩に「家族カードで決済したら?」と伝えました。どういうことかといえば、妻をクレジットカードの本会員にして、自分が家族カードを持てばいいのです。

そうすれば、妻に家族カード分の明細も届くので、妻から夫へのけん制が利き、「管理したい」というニーズに一定程度こたえることができます。カード付帯のポイントは妻のクレジットカードに集約されるので、ポイントの換金や商品交換がしやすくなるメリットまで発生します。もちろん、カードの決済口座は本会員の妻の口座になるので、使用金額に応じて妻口座への送金の手間が発生しますが、小遣い制を導入されるよりは格段によいのでは?というのが私のマル秘テクです。

当然、妻の収入によっては家族カードが発行できない、上記を実行すると夫側のカードステータスが上がらない、内緒の買い物ができない等の弊害が発生したり、現金決済という抜け道は残されます。ただし、結婚して同じ屋根の下で生活するわけですから、裏帳簿のような工作(給与口座は押さえられているので、出張費の精算口座だけ妻の知らない口座に返金されるよう小細工とか)をする方が面倒ですし、そういうことが必要な時点で夫婦間コミュニケーションを再考したほうが賢明かもしれません・・・

筆者からのお願い

ここまで好き勝手書いていますが、採用するか否かは各家庭に委ねられていますし、「そもそもお金について妻に主導権を握られていない」という方は、鼻で笑っていただければOKです。

最後に、もしこれを読まれている奥様方がいらっしゃいましたら、一言。

『子供の駄菓子屋ならまだしも、大の大人が財布の中身とにらめっこしてお昼ご飯を選ぶ姿を見つけたら可哀想に思いませんか?ぜひ、小遣い制ではなく、いや万が一小遣い制にしたとしても、"ゆとり"をあげてください。お願いします。』

では、また。

注) 本記事をもとに家庭内で発生したゴタゴタについては、当方では一切の責任を負いません。あしからず。

(Photo:三菱UFJ国際投信-stock.adobe.com)

ライター

夫婦のお財布戦争、勝ち負けじゃない第三の選択肢
日比野つづる
三菱UFJ国際投信に勤務する30代の男性サラリーマン。30歳を機に「幸せってなんだ?」「仕事って何だ?」と振り返る予定だったが、前後3年で結婚・出産・マイホームと一気にライフイベントが押し寄せ、未だに振り返れずにいる。
趣味は野球と食べ歩き。甲子園の季節は血が騒ぎ、美味しいものにはしっかり手が伸びる。幼い娘に「パパ、かっこいい」というフレーズを言わせては、会社では絶対見せない顔でニヤケる新米パパ。

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