「男って何もわかってない」あまりにも違う夫の子育て観に喝!

「男って何もわかってない」あまりにも違う夫の子育て観に喝!

ポイント
  • パパ脳とママ脳の違いにびっくり!
  • ママ「最終的に頼りになるのは旦那ではなく、自分の母か、ママ友」
  • パパ「嫁も子どもも大事。」ママ「子ども第一。旦那は・・・」

都内の某保育園の参観日、集まったパパ・ママに協力してもらい、パパ脳とママ脳の違いを調べるための座談会を開くことに。同じ保育園の保護者ということもありバレバレかもしれませんが、一応仮面をつけてもらってスタートしました。

座談会のネタとして、一般のパパとママそれぞれにきいた「子育てに関するアンケート」の結果を用意。このアンケート自体、パパとママで相当考え方に違いがでていて面白いのですが、あとからパパたちの会話をママたちに報告してみたら、まあこれがかなりきっつい意見が出る、出る(笑)。いかに日頃パパにストレスを感じているのか、一気に爆発した感じです!
で、パパ脳とママ脳っていうのは、おどろくほど乖離していることが判明。そりゃ、子どもができると愛も冷めるって言われるわけですね(爆)。

<パパ座談会の参加者>

Iさん

28歳。メーカー勤務。高校の同級生と就職と同時に結婚。
子ども:6歳男子・2歳男子

Kさん

32歳。IT企業勤務。一目ぼれした彼女と26歳で結婚。子どもができてからはイクメン化。
子ども:6歳男子

Rさん

38歳。金融機関勤務。27才のときに職場の同僚と結婚。
自分の両親と二世帯住居。
子ども:10歳男子・6歳女子

Hさん

44歳。広告代理店勤務。
独身貴族を楽しんだのち、36歳で結婚。
子ども:6歳女子・2歳女子

アンケート1お子さんはどのように成長してほしいですか?最もイメージに近いものを選んでください。

出所:株式会社ぱむ 実施アンケートより

Rさん

このさ、カミさんのダントツ1位「思いやりのある優しい子」って、外向けの意見じゃないですか?現実感ないよな...。一流大学に入れる勤勉な子をイメージしている人が0%って信じられないな。

Kさん

わかる。本気で思っているとしたら、小さいうちから習い事とかさせないと思うんだよ。結局、外向けにはそう答えて、本音では「頭がよくていい大学」とか思っているんじゃないかな。日本語も話せないのに、ベビー英会話とかってなんだよって思う(笑)。習い事が始まって俺の小遣いも減らされたんだよ...。

Hさん

うちも3歳からピアノやらせてるよ。妻もオレもピアノなんか弾けないのに。あ、そろばん、公文もね。本当はもっと遊びたいんじゃないかな。今の子どもって、なんだか忙しくてかわいそうだよ。

Iさん

あと、礼儀作法も大事だと思うんですよね。それを選んでいる女性がいないのも引っかかります。

ママたちの会話

  • ・旦那の小遣いより、子どもの習い事よね。だって、子どもには未来があるのよ!
  • ・旦那なんかこっちの苦労をちっとも知らないのに・・・。何か上手くいくと「さすが俺の子だ」とか言ってるの。冗談じゃない!こっちがどれだけ手をかけてきたのか。
  • ・どっちが現実的なんだか!思いやりのある子に育てたい一心で、小さい頃からたくさんのお友達と関われる環境を一生懸命用意してきたわ。児童館も行ったことないくせに、口だけなんだから(笑)。結局、男は理想論しか言えないのよ。

アンケート2子育てについての悩みや不安は誰に相談しますか?

出所:株式会社ぱむ 実施アンケートより

Rさん

子どもの相談は絶対夫婦同士だよな。たまに、嫁の母親もうちの事情とかっていてビックリするけど。

Hさん

うちのカミさんは友達にも話してるらしい。正直、外野に相談するのが理解できないよ。カミさんからもよその家庭の事情をすごく聞かされる。うちのこともよその食卓とかでネタになっているのかと思うと本当にいやだ。

Iさん

女の情報網ってかなり早くて恐ろしいですよ、ほんと。LINEもずっと鳴り続けてるし。たまに子どもを保育園のバスり場に送ると見かけるんですが、びっくりするくらい長話するんですよ、朝から。子どものことだけじゃなくて、旦那さんの愚痴とかも聞こえてきて...。超アウェイ感があって怖いですよ。

ママたちの会話

  • ・よく言うわよね。相談しても大して聞いてないくせに。
  • ・夫婦間で解決できることなんて一つもないわよ。あっち(夫)は子育てに関する情報を何一つ持ってないんだから。
  • ・報告はするけど相談はしないかな。報告を相談だと思っているんだ。男って幸せね...(苦笑)。
  • ・最終的に頼りになるのは自分の母、もしくはママ友でしょ。経験談に勝るものなし!
  • ・そうそう、パパは経験してないものね。男は頼りにならないわよ。

アンケート3子育ての悩みについて、あなたがもっとも悩まれていることをお選びください。

出所:株式会社ぱむ 実施アンケートより

Iさん

子育てはお金がかかる!子ども服とかに金をかけてる場合じゃないって、嫁さんに言いたいよ。

Hさん

うちなんて下の子が大学に行く頃、オレ60過ぎだよ。貯めないといけないんだけど、結構嫁さんが金使い荒いんだよな。習い事もまた一つ増えたみたいだし。

Rさん

教育方針も金次第ってとこですからね...。

Kさん

うちの嫁さん、早く働いてくれればいいのに、なんか「やりたい仕事がないー」って言っちゃって選り好みしているんですよ。一日でも早く働いて欲しい...。

ママたちの会話

  • ・なによ、お金お金って。そりゃお金は大切だけどさ、自分は給料が上がらないから妻に働けって言ってるの!?
  • ・働けって言うけど、「パートしろ」、「家事は今まで通りで」、「子育てもよろしく」じゃ、働く気が起きないわよね。
  • ・このアンケートよく見て欲しいよね。私たち「時間のやりくり」に困っているの。男性は「時間のやりくり」は子育ての悩みであげられてないのも当然よね。仕事さえしてればいいんだから、気楽なもんよ。本当、男って何もわかっていない!!
  • ・いっそのこと、単身赴任して家にいない方が夕飯もアレコレ考えなくていいし、単身赴任手当てがついてハッピーよ!!

アンケート4子育てに関して配偶者に希望することはなんですか?

出所:株式会社ぱむ 実施アンケートより

Iさん

たまに見ていると、感情のままに叱ったりするのが気になります。でも口を挟んだら、こっちに矛先が向きそうで言えないんですよね...。

Kさん

ああ、わかります。自分の機嫌で叱っているとしか思えない、ヒステリックに。でも、うちは息子だからか、恋人と思っているのか、結構甘やかしてるのも気になります。

Rさん

女親は息子には特に甘い。それなのに、オレが娘に少し甘くすると、すごい剣幕で怒られるよ。おまえも息子に甘いだろ!って言いたい(言えないけど...)。

Hさん

もっと感謝してほしい、ってこんなに思っている人がいることにもびっくり。めちゃくちゃ感謝しているのに。わかろうとしてくれないんだよな。

ママたちの会話

  • ・よく言うわよ。たまにしか居合わせないのに、よくこんなこと言えるわね。
  • ・叱り役は私ばっかり!旦那はたまにいる「怒らない優しい人」って子どもは思っているにちがいないわ。
  • ・休日寝ている時間があるなら、もう少し子どもの面倒見て欲しいわ。
  • ・それわかる!!熱もないのに体調悪いって、一日中寝てられるとイライラするわ。こっちは熱があっても寝てられないのにね。お手伝いさんだと思ってるのかしら。
  • ・感謝しているって?口に出して「ありがとう」って言ってくれなきゃわからないわよ。

アンケート5ご家庭(自分含む)の中で愛情を注ぐ先として順位をつけるなら、最上位は誰ですか?

出所:株式会社ぱむ 実施アンケートより

Iさん

ボクは嫁さんも大切ですよ!向こうはわからないけど。

Rさん

オレはカミさんも子どもたちも同じくらいかな。カミさんはどう思っているかわからんが。

Hさん

愛情か...。うちも子どもって言いそうな気がするよ。しかしこのデータ見ると、女ってずいぶん薄情なんだな...。

ママたちの会話

  • ・もちろん、子ども第一よね!いうまでもないわ。
  • ・子どもより妻って言われたら、うーん、微妙かな。子どものこと一体どう思ってるのよって思っちゃう。
  • ・自分の命に代えても子どもでしょう!!夫は大人なんだから、一人でも生きていけるわ(笑)。

いかがでしたでしょうか。

パパとママ双方の意見をうかがって感じたのは、ママは「子育てを全面的に担当する実働部隊」に対して、パパは「家庭の外から部分的に子育てに関わる第三者」的な立ち位置だということ。立ち位置が違う以上、ママ脳とパパ脳は平行線のようです。同じ立ち位置になるには方法は一つしかありません。ママが家庭の外側に行って子育てをほったらかすわけにはいかないので、パパがもっと家庭の内側に入ること。つまり、もっと子育てに当事者意識を!と多くのママは思っているのかもしれません。

この記事を読まれたパパは、まずは感謝の言葉からママにアプローチしてみませんか、ママお気に入りのお菓子を片手に♪

(Photo:三菱UFJ国際投信-stock.adobe.com)

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