米国株は小幅安、世界経済の不確実性を警戒する流れが続く

米国株は小幅安、世界経済の不確実性を警戒する流れが続く

情報提供資料2025年3月21日号

マーケットの動き

●19日の日本株は上値重い展開、日経平均株価は4日ぶり反落。日銀は金融政策決定会合で予想通りの金利据え置き決定。植田総裁の発言内容も、次回利上げは今後のデータ次第と従来通りで市場への影響は限定的に。
●20日に英中銀は政策金利4.50%で据え置き決定。英週給前年比の高止まり確認され5月利下げ観測はやや後退。
●20日のトルコリラ反発。19日に同国検察がエルドアン大統領最大の政敵で次期大統領候補と目されたイスタンブール市長拘束との報道でリラ急落も、20日に金融当局が市場安定化策を発表し、やや持ち直すも軟調。
●20日の米国株小幅安。米関税による景気の先行き不透明感が重し。米国の2月景気先行指数は前月比▲0.3%と3カ月連続低下、3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数も低下と景気減速示す一方、3月15日週の新規失業保険申請件数は22.3万件と低水準保ち雇用安定を示唆。

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本日の注目点:日銀の追加利上げ時期を探る流れが続く

◆日本で2月全国消費者物価を公表。前年比の市場予想は総合(1月:+4.0%→2月:+3.5%)、生鮮除くベース(同+3.2%→+2.9%)で鈍化も、生鮮・エネルギー除くベース(同+2.5%→+2.6%)は高止まり。市場では日銀の次回利上げは7月と見る向きが大勢だが、結果次第では利上げ前倒し観測が高まる可能性もあり要注視。(瀧澤)

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