マーケットの動き

●日経平均株価は続伸、上昇率は一時2%に達した。トランプ次期政権の政策期待を追い風に米企業活動の拡大が好感され、自動車や精密機器など輸出関連が高い。
●NYダウは4日続伸し最高値更新。次期財務長官に起用されたスコット･ベッセント氏が米経済と金融市場の安定を優先するとの期待が強まった。景気敏感株や消費関連株に買い。債券市場では長期金利が大幅に低下。
●欧州株はストックス欧州600指数が前日比+0.06%。寄り付きは高く始まったものの、独ifo企業景況感指数が予想以上に低下し、ユーロ圏経済への懸念が強まった。
●11月の独ifo企業景況感指数は前月の86.5から85.7に低下。期待、現状指数ともに低下。トランプ氏の米大統領再選に伴う関税引き上げの脅威や政治的混乱が影響。
●為替市場では米ドルが軟調。円は対ドルで上昇し154円台前半。イスラエルと親イラン民兵組織ヒズボラが近く停戦合意に至る可能性から、NY原油先物は大幅安。

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本日の注目点：FOMC議事録を受け米利下げ観測は変化するか

◆米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(11月6-7日分)を受けて、12月FOMCでの利下げ観測がどのように変化するか注目。10月の米新築住宅販売件数は年率で72.5万件(9月:73.8万件)に減少予想。11月の米消費者信頼感指数(コンファレンス･ボード)は111.4(10月:108.7)に上昇予想。2023年7月以来の高水準が予想されるが、米大統領選を通過し消費者マインド改善が続くのか注目。（向吉）

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