マーケットの動き

●日本株続伸。米半導体大手エヌビディアの決算発表を控え様子見姿勢が強く売買代金は今年3番目の少なさ。
●米国株下落。引け後に米エヌビディア決算発表が控える中で持ち高調整が進む。米サーバーメーカーのスーパー・マイクロ・コンピューターは2024年度年次報告書の提出延期を発表し前日比▲19%。注目の米エヌビディア決算は5-7月期の売上高が市場予想を上回った一方、8-10月期の売上高見通しが約325億ドル(市場予想319億ドル)と市場の一部が見込んでいた高い予想には届かず、時間外取引で一時▲8%と大幅に下落。他方、米ソフトウェア大手のセールスフォースは通期利益見通しが市場予想を上回り、時間外取引で一時+3.5%と上昇。
●7月豪消費者物価は前年比+3.5%(予想+3.4%)と連邦・州政府の電力補助金が下押すも若干上振れ。豪中銀がタカ派姿勢を維持との見方から豪3年国債利回りが上昇。
●米ドルは対主要通貨で上昇。月間では米利下げ期待で米ドル安が進むも、月末を控えた米ドル買いが優勢。

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本日の注目点：米新規失業保険申請件数等

◆米国の新規失業保険申請件数(8月24日終了週)が23.2万件と前週(23.2万件)から横ばい、4-6月期実質GDP(改定)が前期比年率+2.8%と速報から変わらない見通し。目先は米エヌビディア決算を受け人工知能向け半導体ブームの持続性を見極める展開が予想されるも、米景気面で投資家心理を和らげる内容となるか注目。（田村）

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