日米政策決定会合で政策方向性の違いが示され、円は対米ドルで149円台に

日米政策決定会合で政策方向性の違いが示され、円は対米ドルで149円台に

情報提供資料2024年8月1日号

マーケットの動き

●日本株は大幅上昇。日銀の追加利上げで金融株が急騰。米国が対中半導体輸出規制を巡り同盟国を適用外にする事を検討との報道を受け、半導体関連株も堅調。
●日銀は政策決定会合で無担保コールレート翌日物の誘導目標を0.25%に引き上げ、2025年度末までの長期国債買い入れ減額計画を発表。植田日銀総裁は経済物価情勢が想定通りに動けば利上げを継続する考えを表明。
●S&P500とナスダック総合指数は大幅反発、米長期金利は4.0%台に低下。米連邦公開市場委員会(FOMC)は8会合連続で金利据え置きも、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が会見で早ければ9月に利下げが検討される可能性を示唆しハト派的内容に。4-6月期米雇用コスト指数は前期比+0.9%(予想+1.0%)と鈍化、米ADP雇用統計の民間雇用者数は前月差+12.2万人(同+15.0万人)と予想に届かず。米メタ・プラットフォームズの4-6月期決算は売上高が上振れ、時間外取引で一時前日比+10%。
●円は対米ドルで149円台と4カ月半ぶり高値。日銀の追加利上げと米FOMCのハト派的金利据え置きを材料視。

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本日の注目点:米ISM製造業景気指数、米ハイテク大手決算

◆7月米ISM製造業景気指数は48.8(6月48.5)と前月から改善も、4カ月連続で中立水準の50を割る見通し。米ハイテク大手のアップルやアマゾン・ドットコム、インテルが4-6月期決算を発表。英イングランド銀行(BOE)の金融政策委員会(MPC)では本会合での利下げ転換や保有国債の売却ペース変更が焦点に。今後の利下げ軌道を占う上では最新の経済・物価見通しに注目。(田村)

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