マーケットの動き

●日本株は小幅高。取引開始直後は大きく上昇したもの、当局の円買い介入を警戒し徐々に上げ幅を縮小。
●鈴木財務相は円安進行を受けた為替介入に関して環境は整ったと捉えられてもいいと発言。ドル円相場は海外時間に154円88銭まで円安が進行し警戒感が高まる。
●米国株は上昇。企業決算への警戒和らぎテクノロジー中心に上昇。引け後に好調な決算を発表した半導体製造テキサス・インスツルメンツは上昇。電気自動車テスラは予想を下回る決算も悪材料出尽くしで反発。
●4月のS&Pグローバル米購買担当者指数(PMI)は総合が3月:52.1→50.9と下振れ。製造業の新規受注やサービス業の雇用が悪化し、米景気の綻びを意識させる内容。
●欧州株は上昇。ストックス欧州600指数は前日比+1.1%。予想を上回るPMIや好調な企業決算が追い風に。

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本日の注目点：米企業決算、カナダ小売売上高

◆米企業決算はメタ・プラットフォームズやIBMなどの大型株が相次いで発表。足元までの企業決算は概ね売上高の伸びはまちまちも、利益の伸びは大半の業種で予想を上回っており、株価上昇への追い風が続くか注目です。また、カナダの2月小売売上高は前月比で1月▲0.3%→+0.1%と小幅に加速も弱さが鮮明となる見込み。同国は年央にも利下げ開始が予想される。（清水）

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