海外株式投資はハイリスク?米国株式と全世界株式の特徴とリスクを正しく把握しよう

海外株式投資はハイリスク?米国株式と全世界株式の特徴とリスクを正しく把握しよう

投資信託を活用して外国株式での運用を行う場合、米国株式と全世界株式のどちらを選ぶか悩むという方もいるかもしれません。

米国株式と全世界株式では、運用目標とする株価指数や過去の運用実績などが異なります。それぞれの特徴を理解して自分に合ったファンドを選ぶことが大切です。

そこで今回は、米国株式と全世界株式の違いやそれぞれのメリット、共通するリスクについて解説します。

米国株式と全世界株式の違い

まずは米国株式と全世界株式の違いを見ていきましょう。

それぞれの主要な株価指数は以下の通りです。

  • 米国株式指数:(ダウ・ジョーンズ工業株価平均、 S&P500指数 ナスダック総合指数)
  • 全世界株式指数:(MSCIのACWIやFTSEの全世界指数など、インデックスプロバイダーが公表しているものが有名です。)

ダウ・ジョーンズ工業株価平均はいわゆるNYダウのことで、米国の株式市場の代表的な株価指数です。
米国の各業種の代表的な30銘柄により構成され、構成銘柄はS&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社により選出されています。

S&P500指数は、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している代表的な500銘柄で構成される株価指数です。

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が市場規模や流動性、業種等を勘案して銘柄を選定しています。2022年6月現在、S&P500は米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしており、米国の市場動向を示す重要な指数といえます。

MSCI ACWIについて簡単に解説します。MSCI ACWIは、MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が算出する株価指数です。*1

2022年5月時点にて、先進国23ヵ国、新興国24ヵ国の株式で構成されており、それぞれ各国市場の時価総額の約85%をカバーしています。MSCIがグローバルで投資できる市場の指数(GIMI)を使用して構築されており、地域、時価総額、セクター、スタイルセグメント、等を考慮に入れて算出されています。

先進国と新興国の株式を市場規模(時価総額)に応じて指数化したものが全世界株式指数です。分散投資に適しているといえます

このように米国株式と全世界株式との大きな違いは、米国の株式のみに投資する点と投資と、米国を含めた先進国+新興国の株式に投資する点です。
どちらも株式への投資であり値動きは債券投資に比べて大きくなりますが、新興国株式は流動性の低い株式も多く米国株よりは相対的に大きな値動きになることがあります。
また米国の金融政策動向によっても株式市場が変動することがあります。

ご理解を深めていただくため、ここからはそれぞれの投資対象に連動するインデックスファンドに投資するものと仮定させていただきます。

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S&P500とMCSI ACWIに連動する投資信託に投資した場合のメリット

米国株式への投資は、経済大国である米国の経済成長を享受できるのが魅力です。
投資成果はS&P500の動きに連動するため、投資銘柄を個別に選定・分析する必要はありません。
米国は世界的にも有名な企業が多く存在しており、これまで世界経済の成長に大きく貢献してきました。今後も高い成長性が期待できると考えるなら、米国株式のインデックスファンドは選択肢の一つとなるでしょう。
S&P500に連動するインデックスファンドに投資すれば、米国を代表する500銘柄に実質的に分散投資することができます

全世界株式への投資は、世界経済の成長を取り込めるのが魅力です。1988年以降、世界経済(名目GDP)は成長を続けており、全世界株式(MSCI ACWI)に採用されている国々にも経済成長が期待されます。

米国が2022年時点では名目GDP世界一の経済大国ですが、今後人口の多い中国やインドの成長も期待されるかもしれません。
全世界株式のインデックスファンドは、株式時価総額に応じて投資比率が自動的に調整されます。各国の経済や株式市場の動向を見ながら、自分で投資比率を変更する必要はありません。
また、全世界株式はさまざまな国に投資を行うため、分散投資によるリスク軽減効果も期待できます。
MSCI ACWIでは2022年5月時点で2,933銘柄に投資しています。*1
いずれにせよ、投資対象が広域にわたる投資をする場合、投資信託は便利なツールであると考えられます。

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米国株式・全世界株式に共通するリスクと注意点

米国株式・全世界株式への投資には、どちらにも以下のようなリスクがあります。

元本割れリスク

米国であっても全世界であっても株式への投資ですから価格変動は避けられません。
投資対象となる株価の動きによっては、損失が発生する可能性があります。

為替リスク

米国株式や全世界株式は海外株式のため為替相場の影響を受けます。為替相場の動向によって、損失が発生しますので注意が必要です。株価指数だけでなく、為替相場の動向も定期的に確認しておきましょう。

カントリーリスク

投資対象国の政治・経済、自然災害などの諸事情によって株式相場が大きく変動する可能性があります。特に新興国においてはこのリスクが高まる局面がありますので注意が必要です。

全世界株式では幅広く国・地域分散されていますが、投資比率の高い国の株式相場に影響を与える事象等が発生した場合には基準価額が大きく変動する可能性があります。

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米国株式・全世界株式のファンド選びでは運用コストにも注目

米国株式や全世界株のインデックスファンドを選ぶ際は、運用コストに注目することも大切です。利回りが同じであれば、運用コストが低いファンドのほうがリターンは優位になります

100万円を投資してリターンが年率4.5%(信託報酬控除前)の場合には、信託報酬が1.5%と2.5%のように1%違うと20年で約33万円の差が生じます。*2

連動する株価指数が同じであっても、商品によって運用コストは異なります。販売手数料や信託報酬などを比較して、なるべくコストが低い商品が望ましいでしょう。

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まとめ

今回は米国株式と全世界株式の違いについて解説しました。これまでは米国株のパフォーマンスが好調でしたが、長期の資産形成を考えるなら全世界株式も選択肢の一つとなります。それぞれの特徴を理解したうえで、自分に合った投資先を選びましょう。

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・当ページは当社が作成した情報提供資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。投資信託をご購入の場合は、最新の投資信託説明書(交付目論見書)および目論見書補完書面の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。

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