軟調な米小売売上高を受けて米長期金利が低下し米ドルは全面安に

軟調な米小売売上高を受けて米長期金利が低下し米ドルは全面安に

情報提供資料2025年2月17日号

マーケットの動き

●日経平均は4日ぶりに反落。前日の米株高を好感し寄付きより上昇したものの、アジア時間の円高進行を嫌気して反落。機械や精密機器など輸出関連株が軟調。
●S&P500はほぼ変わらず。デル・テクノロジーズが+3.7%と好調。イーロン・マスク氏のxAI社へのサーバー販売で50億ドル超の取引を協議との報道を意識。
●米10年債利回りは低下。軟調な米小売売上高を受けて米利下げ期待が持続。金利先物(OIS)が織り込む今年末の米政策金利は3.940%(前日4.012%)へ低下。
● 1 月の米小売売上高は総合が前月比▲ 0.9%(12 月+0.7%)、コアが同▲0.8%(同+0.8%)へ低下。厳しい寒波やカリフォルニアの山火事等が個人消費を下押し。
●米ドルは全面安。ロシアとウクライナの和平合意進展期待からユーロが堅調。WTI原油先物は3日続落。ベッセント米財務長官がイランの石油輸出を削減したいと発言し一時上昇するも、その実現性が疑われ反落。

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今週の注目点:米関税やロシア・ウクライナ停戦交渉に注目

◆今週も米政権による関税やロシア・ウクライナ停戦交渉を巡る動きに注目。米国は19日にFOMC議事録(1月分)を公表。17日のウォラーFRB理事やボウマンFRB理事など金融当局者の講演も多数。日本は17日に実質GDP(10-12月期一次速報)、21日に全国消費者物価(1月)を公表。19日には高田日銀審議委員が講演。S&Pグローバルは21日に主要先進国のPMI(2月速報)を公表。来週初23日にはドイツが連邦議会選挙を実施の予定。(入村)

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