米国がメキシコとカナダへの関税発動を延期、米国株は下落後に下げ幅を縮小

米国がメキシコとカナダへの関税発動を延期、米国株は下落後に下げ幅を縮小

情報提供資料2025年2月4日号

マーケットの動き

●日本株は大幅下落。トランプ米大統領がカナダとメキシコ、中国に4日から追加関税を課す事を決め、世界経済や企業業績への悪影響が警戒された。自動車や精密機器、機械、電機など輸出関連中心にほぼ全面安。
●米国株は米関税への懸念で続落するも、米大統領がメキシコへの関税適用の1カ月先送りに同意したため下げ幅を縮小。自動車株と半導体、工業株が軟調。市場の引け後にはカナダへの関税適用の先送りも決定。
●欧州株はストックス欧州600指数が0.9%下落。米国の対メキシコ関税が延期された事で下げ幅は縮小。関税の影響を受けやすい自動車株が下落、通信株は上昇。
●1月の米ISM製造業景気指数は50.9(12月:49.2)に上昇。景気判断基準の50を上回り拡大を示すのは2022年10月以来。新規受注が加速したほか生産も拡大圏に転じた。
●為替市場では米ドルが伸び悩み、メキシコペソ上昇、カナダドル下げ幅縮小。円は逃避需要に支えられ対米ドルで上昇。金相場は逃避買いで過去最高値を更新。

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本日の注目点:12月の米雇用動態調査、アルファベット決算

◆12月の米雇用動態調査(JOLTS)の求人件数は800.0万件と11月の809.8万件から減少予想。11月は2カ月連続で増加するも、2022年3月をピークとした減少傾向が続いており賃金上昇圧力の低下が見込まれる。アルファベットが10-12月期決算を発表。中国新興企業DeepSeekが開発した低コストの人工知能(AI)モデルの出現による競争激化で、AI戦略や投資の展開が注目される。(向吉)

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