S&P500は反落、米政府がカナダ、メキシコ、中国への関税適用を公表

S&P500は反落、米政府がカナダ、メキシコ、中国への関税適用を公表

情報提供資料2025年2月3日号

マーケットの動き

●日経平均は3日続伸。日本の10年国利回りは上昇。前日の氷見野日銀副総裁による追加利上げ姿勢等を意識。
●S&P500は反落。米関税懸念が重し。米大統領報道官がメキシコとカナダに25%、中国に10%の関税を2月初から適用と、3月初への適用先延ばしとの報道を否定。
●米大統領は、鉄鋼、アルミニウム、石油ガス、医薬品、半導体等に今後数カ月以内に関税を課し、欧州連合に対しても関税を課すと株式市場の引け後に発言。
●米10年国債利回りは上昇。12月の米個人消費支出(PCE)は前月比+0.7%(11月+0.6%)拡大。PCEデフレーターは総合が同+0.3%(同+0.1%)、コアが同+0.2%(同+0.1%)へ上昇。ボウマン米FRB理事は、インフレ上振れリスクが残る中金融緩和は穏やかであるべきと発言。
●米関税への警戒感から米ドルはほぼ全面高。グールズビー米シカゴ連銀総裁は物価の伸びは持続的に鈍化しており、政策金利を引き下げることが適切と発言。

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今週の注目点:米国の関税動向、ISM、雇用統計等に注目

◆今週も米新政権による関税を巡る動きに注目。米国は3日と5日に1月のISM景気指数(製造業/サービス業)、7日に1月の雇用統計を公表。非農業部門雇用者数は前月差+17.0万人(12月+25.6万人)拡大か。6日のウォラーFRB理事など当局者発言も多数。日本は5日に現金給与総額(12月)を公表。金融政策会合は、6日に英国(4.75%→4.5%)とメキシコ(10%→9.5%と利下げ幅を拡大)、7日にインド(6.5%→6.25%と利下げを開始)を予定。(入村)

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