米ハイテク株が急落し、ナスダック総合が大幅下落

米ハイテク株が急落し、ナスダック総合が大幅下落

情報提供資料2025年1月28日号

マーケットの動き

●日経平均株価は続落。中国製⼈⼯知能(AI)の⾼度化に対する警戒からAI・半導体関連株が下落。半⾯、銀⾏株や不動産・陸運株など内需セクターは上昇しTOPIX反発。
●米国株はハイテク株主導でS&P500とナスダック総合が下落。中国の新興企業DeepSeekが開発した低コストのAIモデルの出現によって、ハイテク株の割高是正への懸念広がる。AI関連は大幅安となりAI半導体大手エヌビディアは17%急落。一方で、生活必需品やヘルスケアなどディフェンシブ銘柄が買われ、NYダウは上昇。
●欧州株はストックス欧州600指数が前日比▲0.1%。ハイテク株が売られるも、ディフェンシブ銘柄に買い。
●米国債利回りは大幅低下。米国株急落で安全資産とされる米国債に資金がシフトし、利下げ観測も強まる。
●為替市場ではリスク回避姿勢が広がり、安全資産とされる円やスイス・フランへの逃避買い膨らむ。円は対ドルで一時153円台となりおよそ5週間ぶりの高値に上昇。NY原油先物は中国の製造業活動の縮小もあり下落。

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本日の注目点:1月の米消費者信頼感は改善予想

◆米国でFOMC(連邦公開市場委員会)が29日まで開催。市場では利下げ休止が見込まれる。1月の消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)は105.9(12月:104.7)に上昇予想。12月は前月の112.8から大きく低下し景気の先行き懸念が示されたが、12月の利下げやトランプ政権の政策への不透明感後退から消費者マインドの改善がみられるか。中国は2月4日まで春節休暇となる。(向吉)

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