米PCEデフレーターの鈍化を受けて米金利低下、ドル安、米株価上昇

米PCEデフレーターの鈍化を受けて米金利低下、ドル安、米株価上昇

情報提供資料2024年12月23日号

マーケットの動き

●日経平均は6日続落。日米の金融政策会合を終えて材料不足の中で方向感に欠ける展開。金利低下を受けて不動産株が上昇し、円安の進展から自動車株が堅調。
●日本の10年国債利回りは低下。前日の日銀会合後の植田総裁のハト派的な会見を受けて、先物市場の織り込む来年1月の利上げ確率は42.3%(18日61.6%)へ低下。日本の当局者からは円安をけん制する発言が相次ぐ。
●S&P500は反発。米物価の鈍化や金利の低下、追加利下げを支持する当局者発言等を好感。11月の米コアPCEデフレーターは前月比+0.1%(10月+0.3%)へ鈍化。
●米10年国債利回りは低下。ウィリアムズ米NY連銀総裁は、金融政策はまだ「かなり制約的」と追加利下げの可能性を示唆。今後の決定はデータ次第とも発言。
●米ドルは全面安。メキシコ、ノルウェー、ブラジル等高金利・資源国通貨が堅調。金利先物(OIS)が織り込む来年3月の米政策金利は4.186%(前日4.201%)へ低下。

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今週の注目点:植田日銀総裁講演、日銀会合「主な意見」

◆今週は米欧市場参加者がクリスマス休暇に入り取引が減少する見込み。米国は23日に消費者信頼感指数(12月)、24日に製造業受注(11月)を公表。日本は24日に基調的なインフレ率(11月)、27日に東京都消費者物価(12月)を公表。25日の植田日銀総裁講演では、利上げに前向きな姿勢が復活するかが焦点。27日の日銀会合「主な意見」(12月会合)にも注目。26日のトルコ金融政策会合では利下げの開始(50%→48.25%)が見込まれる。(入村)

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