米国株下落、大型ハイテク株高は行き過ぎとの疑念が浮上

米国株下落、大型ハイテク株高は行き過ぎとの疑念が浮上

情報提供資料2024年11月1日号

マーケットの動き

●日本株下落。日銀金融政策会合で、海外経済や市場動向を注視すると示すも、金融正常化姿勢の継続が確認され円高進行。電機・輸送用機器など輸出関連株軟調。
●中国国家統計局の10月購買担当者景気指数(PMI、業況改善・悪化の境目50)は製造業50.1と6カ月ぶりに50台回復。非製造業も50.2へ小幅上昇し、景気安定化の兆し。
●ユーロは対米ドルで上昇。10月ユーロ圏消費者物価総合の前年比は+2.0%(9月:+1.7%)へ予想以上に加速。
●米国株続落。米マイクロソフト中心にハイテク株軟調。人工知能(AI)向け巨額投資に見合う収益性に疑念も。米国の9月経済指標は中古住宅販売仮契約指数が前月比+7.4%と急伸、個人消費支出(PCE)が前月比+0.5%と予想上回り消費堅調を確認。PCEデフレーターの前年比は総合が+2.1%に鈍化も、食品・エネルギー除くコアが+2.7%に小幅加速し、インフレ圧力残存を示唆。

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本日の注目点:株式は米利下げ期待を後押しする指標を歓迎?

◆米国で10月ISM製造業景気指数と雇用統計を公表。前者は47.6へ上昇も24カ月連続50割れ、後者はハリケーンやボーイング社従業員ストの影響で非農業部門雇用者数は前月差+10.0万人と弱めの予想。足元は米景気堅調を示す指標多く利下げ観測が後退。むしろ利下げ期待を支える緩慢な景気回復は米国株に好都合か。(瀧澤)

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