情報提供資料2024年10月17日号
マーケットの動き
●日経平均株価は5営業日ぶりに大幅反落。オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングの決算内容を受けて半導体需要への懸念が高まり、ハイテク株売りが顕著に。加えて、米バイデン政権が新たな半導体輸出規制を検討していると報じられたことも相場を圧迫。
●米主要株価3指数は反発し、NYダウは史上最高値を更新。モルガン・スタンレー等金融大手の好決算を受けて、米景気の軟着陸期待が強まり、市場心理が改善。前日に大幅下落となった半導体株の買い戻しも進んだ。
●英ポンドは対ドルで下落し、英国株は反発。英9月消費者物価は前年比+1.7%と、事前予想(同+1.9%)以上に伸び率が大幅に鈍化。イングランド銀行(BOE、英中銀)が11月会合で追加利下げを行うとの観測が強まった。
●タイ中央銀行は政策金利を引き下げ(2.5%⇒2.25%)、予想外に約4年半ぶりの利下げを決定。通貨バーツ高の抑制や景気を下支えするために利下げが妥当と判断。





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本日の注目点:ECBは2会合連続の利下げへ
◆景況感指標の急激な悪化やインフレ鈍化の進展を背景に、欧州中央銀行(ECB)は、10月政策理事会で2会合連続となる0.25%ptの利下げを決定する見込み。先行きの利下げ軌道を巡っては、サービスインフレが未だ高止まりする中、データ次第の運営方針を堅持するとみられるものの、インフレ懸念以上に景気下振れリスクへの配慮を重視する姿勢を鮮明化させるか注目。(吉永)
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