「石破総裁」ショックで円高が進行、中国株は景気刺激策期待から大幅続伸

「石破総裁」ショックで円高が進行、中国株は景気刺激策期待から大幅続伸

情報提供資料2024年9月30日号

マーケットの動き

●日経平均は大幅続伸。自民党総裁選で高市早苗氏が勝利し金融緩和継続との連想から円安が進行。しかし、引け後に石破茂氏が決選投票で逆転勝利すると円が急反発し、大証の日経平均先物は一時2,000円超の急落。
●中国CSI300株価指数は4.5%上昇。週間上昇率は15.7%。24日の金融緩和と不動産・株式市場支援策、26日の政治局会議での財政金融緩和強化の方針等を受けて、政府が大規模な財政刺激策を導入するとの観測が浮上。
●S&P500は小幅反落、NYダウは続伸し最高値を更新。米物価の鈍化を受けて公益など金利敏感株が堅調。
●米10年国債利回りは低下。8月の米コアPCE(個人消費支出)デフレーターは前月比+0.1%(7月+0.2%)、PCEも同+0.2%(同+0.5%)へ鈍化。景気軟着陸期待が高まる。
●米ドルは円や豪ドルに対して下落。ボウマン米FRB理事は米景気は依然強いと発言。WTI原油先物は反発。イスラエル軍が親イラン民兵組織ヒズボラ本部を空爆。

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今週の注目点:米雇用統計、日銀短観、石破新首相の所信表明

◆米国は4日に雇用統計(9月)を公表。今後の米FRBの利下げ軌道を探る上で要注視。ISM景気指数(1日:製造業、3日:サービス業)や1日の副大統領候補討論会なども要注目。30日のパウエル米FRB議長講演など当局者発言も多数。日本は1日に日銀短観(9月)、日銀会合(9月)の「主な意見」を公表。4日には石破新首相が所信表明演説の予定。中国政府は30日に9月のPMIを公表。厳しい景況感が確認され景気刺激策への期待が拡大か。(入村)

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