情報提供資料2024年9月4日号
マーケットの動き
●日本株はまちまち。今週は重要な米景気指標の公表を控え様子見姿勢強い。国内10年国債利回りは0.926%に上昇。植田日銀総裁が経済財政諮問会議への提出資料で経済物価見通しが実現すれば利上げ継続との方針を改めて示した他、新発10年国債入札が軟調な結果に。
●米国株主要3指数は下落。株安傾向にある9月の季節性や低調な米景気指標が投資家心理を圧迫し、半導体銘柄が下げを主導。8月ISM製造業景気指数は47.2(予想47.5)と5カ月連続で中立水準「50」を下回り、新規受注(7月47.4→44.6)や雇用(同43.4→46.0)が縮小圏に留まる。
●米半導体大手エヌビディアは前日比▲9.5%と軟調。米司法省は同社に文書提出命令状を送付し反トラスト法調査を本格化と報道、時間外取引でさらに約2%下落。
●ドイツ連銀のナーゲル総裁は9月の欧州中央銀行(ECB)政策理事会で利下げに投票するかは全てのデータ次第としつつも、インフレは正しい道筋にあると発言。
●原油先物は軟調。リビア産油再開に向け合意が前進との見方や主要原油消費国の米中景気への懸念が重石。





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本日の注目点:7月JOLTS求人件数、ベージュブック
◆米国では7月雇用動態調査(JOLTS)の求人件数が810.0万件(6月818.4万件)と減少する見通し、全米の経済情勢をまとめたベージュブック(地区連銀経済報告)も公表。市場が注目する今週末の8月雇用統計を前に、労働市場の底堅さを確認出来るか。カナダ銀行(BOC)は金融政策決定会合で3会合連続利下げ(翌日物金利:4.50%→4.25%)を決定へ、利下げ継続を示唆するかが焦点。(田村)
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