ユーロが軟調、フランス総選挙での極右勢力台頭への懸念が高まる

ユーロが軟調、フランス総選挙での極右勢力台頭への懸念が高まる

情報提供資料2024年6月17日号

マーケットの動き

●日経平均は3日ぶりに反発。日銀会合を受けて後場より買いが優勢に。日銀は国債買入の減額計画を次回7月会合で公表する方針。今回減額の詳細を決め早ければ次回7月に利上げとの市場予想が後退し株価を支援。
●円は日銀会合直後より下落し一時1米ドル158円台前半へ。その後、植田日銀総裁が状況次第で次回会合の利上げもあり得るとし、物価への影響の観点から円安の動きを注視すると発言すると円は対ドルで反発。
●S&P500はほぼ変わらず。ナスダック総合は小幅続伸し、終値で最高値を更新。アドビが+14.5%と好調。
●米10年国債利回りは低下。米輸入物価(5月)が前月比▲0.4%(4月+0.9%)へ反落。米ミシガン大学消費者信頼感指数(6月)は65.6(5月69.1)と7カ月ぶりの水準へ低下。
●ユーロが軟調。仏総選挙で極右が勝利なら財政悪化と金融危機を誘発との懸念が台頭。仏10年債利回りの対独格差は0.764%ptと前週末の0.479%ptより急拡大。

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今週の注目点:米小売売上高や中国の月次景気指標等に注目

◆18日の米コア小売売上高(5月)は前月比+0.4%(4月▲0.3%)へ反発する見込み。6月の米地区連銀製造業景気指数(17日:NY、20日:フィラデルフィア)にも注目。21日にはS&Pグローバルが主要先進国の6月のPMIを公表予定。17日の中国の主要月次景気指標(5月)からは堅調な外需と住宅不況等に下押しされ軟調な内需が確認される見込み。18-19日のブラジル金融政策会合(COPOM)は8会合ぶりに利下げを休止する見込み。(入村)

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