米国株は反発、ただしFOMCと消費者物価発表を控えて慎重な動き

米国株は反発、ただしFOMCと消費者物価発表を控えて慎重な動き

情報提供資料2024年6月11日号

マーケットの動き

●日本株は反発。底堅い米景気や金利上昇を受けて、銀行や保険といった金融株や割安株に買い。為替が円安にふれる中、自動車や機械など輸出関連株も上昇。
●米国株は小反発。12日の連邦公開市場委員会(FOMC)結果と5月消費者物価発表を控え慎重な展開。新しい人工知能機能を発表したアップルは前日比▲1.9%と下落。
●NY連銀による5月米消費者調査では、1年先のインフレ期待は3.2%(4月:3.3%)と小幅低下。3年先は2.8%(同2.8%)で変わらず、5年先は3.0%(同2.8%)と上昇した。
●欧州株は下落。仏銀行株が安くストックス欧州600指数は▲0.3%。マクロン仏大統領が前日の欧州議会選挙での大敗を受け、国民議会(下院)を解散し総選挙実施を表明した事が嫌気され、フランスの株・債券が売られた。
●為替市場では、欧州議会選挙の結果や仏総選挙表明を受けてユーロが下落し、対ドルで1カ月ぶり安値。円相場は1ドル=157円近辺で小動き。NY原油先物は反発。

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本日の注目点:5月の米中小企業楽観指数、4月の英賃金

◆米国ではFOMCが12日にかけて開催される。5月の米NFIB中小企業楽観指数は4月の89.7から89.6に小幅低下の予想。同指数は今年3月にインフレ懸念の高まりで88.5と2012年12月以来の水準に低下しており、下振れれば米景気不安は高まる。4月の英平均週給(除くボーナス)は前年比+6.1%(3月:+6.0%)の予想。賃金上昇率の高止まりが示され利下げ観測後退の可能性も。(向吉)

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