情報提供資料2024年6月7日号
マーケットの動き
●日本株は上昇。米金利低下やハイテク株上昇を好感。
●本邦債券市場では、30年国債の入札堅調などを背景に幅広い年限で利回りが低下。ただし、6日の参院財政金融委員会にて植田日銀総裁は国債買入の減額を示唆し、来週の日銀金融政策決定会合への警戒感は高まる。
●欧州株は上昇。欧州中央銀行(ECB)は市場の予想通り、理事会にて利下げ(リファイナンス金利4.50→4.25%)を決定。ただし、追加利下げへの言及なく、ECBの経済見通しでは今年と来年のインフレ率が上方修正された。
●米国株はほぼ横ばい。雇用統計の発表を控え方向感の定まらない動きが継続。米10年国債利回りも狭い値動きに留まった。市場は9月利下げ開始を8割織り込む。
●メキシコペソは対米ドルで前日比▲2.81%と急落。下院院内総務が2月に提出された改憲法案の可決を目指すと発言。市場は財政悪化や行政府への権力集中などを懸念。





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本日の注目点:米雇用統計は若干の下振れも想定内か
◆5月米雇用統計は、非農業部門の雇用者数変化幅が前月比+18.5万人(4月+17.5万人) の見込み。ただし、6日に発表された米国の1-3月期単位労働コストの改定値は前期比年率+4.0%と速報同+4.7%から下方修正され、労働市場の減速感が意識されている。足元の新規失業保険申請件数も小幅に増加しつつあり、雇用統計の結果が予想を下振れても意外感はないと見込む。(清水)
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