情報提供資料2024年6月6日号
マーケットの動き
●日本株下落。米雇用指標下振れで利下げ観測が高まり、米金利低下に伴う国内金利低下と円高が重しに。保険・銀行など金融株や輸送機器など輸出関連株が軟調。
●日本の4月現金給与総額の前年比は名目が+2.1%に加速、実質は同▲0.7%とマイナス幅縮小も、賃金の基調を表す共通事業所ベースは名目で同+1.7%と伸び率鈍化。
●米国株堅調、ハイテク株が全体をけん引。米国の5月ADP雇用統計で民間雇用者数は前月差+15.2万人(予想+17.5万人)と予想下回る一方、ISMサービス業景気指数は53.8(同50.8)と予想上回る。雇用減速も景気は底堅く、米利下げ期待高まるなか米10年債利回りが低下。
●ユーロ圏の4月生産者物価は前年比▲5.7%と予想比下振れでインフレ鈍化示唆。豪1-3月期実質GDPは前期比+0.1%と回復鈍く豪10年債利回り低下。カナダ中銀は利下げ決定(政策金利5.00%→4.75%)し追加利下げ示唆。





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本日の注目点:ECBは2019年9月以来の利下げへ
◆欧州中央銀行(ECB)が理事会を開催。予想通り0.25%利下げ(リファイナンス金利4.50→4.25%)を決定する見込み。焦点は今後の追加利下げ時期とその幅。ECB経済見通しで実質GDP成長率やインフレ率の上方修正、またはラガルドECB総裁記者会見で利下げ慎重姿勢が確認されればユーロ反発も。一方、早期利下げに前向きならば景気軟着陸期待で株式は好感か。(瀧澤)
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