5月ISM製造業景気指数の悪化を受けて米国債利回りが低下

5月ISM製造業景気指数の悪化を受けて米国債利回りが低下

情報提供資料2024年6月4日号

マーケットの動き

●日本株は続伸し、TOPIXは今年3月27日以来の高値。米インフレの沈静化でリスク選好姿勢が回復し、銀行や保険、証券など金融株を中心とした割安株が高い。
●米国株はまちまち。ISM製造業景気指数が悪化したほか、NY証券取引所で技術的な不具合が発生し、一部の銘柄が一時売買停止となるなど不安定な動きとなった。業種別では情報技術が上昇、エネルギーは大きく下落。
●5月のISM製造業景気指数は48.7(4月:49.2)と2カ月連続で低下。新規受注や生産が悪化し、製造業活動の縮小ペースが加速。同指数の予想外の弱さを受け、金融市場では米利下げ観測が強まり、米国債利回りが低下。
●為替市場では米国債利回りの低下が影響し、米ドルが対主要通貨で軟調。ドルは対円で一時155円台に下落。
●NY原油先物は大幅安。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が、予想に反し年内に減産規模を縮小する計画を示した事が影響。

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本日の注目点:米4月雇用動態調査では求人数が減少予想

◆4月の米雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が835.0万件と3月の848.8万件から減少予想。3月は建設業などを中心に前月から大きく減少しており、労働市場は需給のひっ迫感が和らいでいる。4月の米製造業受注は前月比+0.6%(3月:+0.8%)と増加予想。民間航空機や自動車需要の回復が寄与した前月に続き、3カ月連続の増加へ。インドでは下院選の開票が予定される。(向吉)

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