NYダウは9営業日ぶりに下落- 15日に米消費者物価発表を控え警戒

NYダウは9営業日ぶりに下落- 15日に米消費者物価発表を控え警戒

情報提供資料2024年5月14日号

マーケットの動き

●日経平均株価は小幅反落。日銀の金融政策の早期正常化への警戒感や一時的な円高進行を嫌気。相場全体の方向感が乏しい中、決算を受けた個別物色は活発。
●NYダウは9営業日ぶりに反落。今週発表の重要なインフレ指標や企業決算待ちで上昇一服。15日発表の4月消費者物価への警戒感で積極的な取引は手控えられた。
●NY連銀の4月米消費者調査によると、1年先のインフレ期待が3月の+3.0%から+3.3%に上昇。家賃や食料品などあらゆる分野で価格上昇圧力が高まると予想。
●米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長は、インフレ率が目標の2%への低下を示す証拠がさらに得られるまで、政策金利据え置きが適切との見解を示唆。
●為替市場では、円が主要通貨に対し軟調。イエレン米財務長官はブルームバーグTVのインタビューで、為替介入に改めて後ろ向きな見方を示唆。日本の通貨当局がすぐにも円買い介入を行うとの観測はやや後退。

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本日の注目点:パウエルFRB議長発言、4月米生産者物価に注目

◆パウエルFRB議長が、オランダの外銀関連団体主催の特別イベントで講演予定。4月の米生産者物価(最終需要財)は前年比+2.2%(3月:+2.1%)と伸び率が加速する見通し。前月は11カ⽉ぶりの⼤幅上昇となっており、上振れに警戒。5月の独ZEW景況感指数は期待が+46.4(4月:+42.9)、現況が▲75.9(同▲79.2)と、欧州中銀による利下げ期待を反映して改善が見込まれる。(向吉)

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