円相場は1米ドル154円台持続、米金融当局者から利下げ慎重論相次ぐ

円相場は1米ドル154円台持続、米金融当局者から利下げ慎重論相次ぐ

情報提供資料2024年4月19日号

マーケットの動き

●日本株反発。日経平均株価は2日ぶり38,000円台回復。
●豪ドル低調。3月豪失業率は2月:3.7%→3.8%へ小幅悪化。他方、就業者数は前月差▲0.7万人と予想外の減少。
●円相場は1米ドル154円台と円安地合い持続。米当局者発言を受け利下げ先送り観測高まる。ニューヨーク連銀総裁は利下げの緊急性は感じていない、ミネアポリス連銀総裁は年内金利据え置きの可能性あると発言。
●米国株まちまち。半導体などハイテク株軟調。台湾積体電路製造(TSMC)が2024年半導体市場の成長率見通しを下方修正。米景気指標は強弱混在。4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数は3月:+3.2→+15.5と急伸、4月13日終了週の新規失業保険申請件数は21.2万件と低水準維持し労働市場引き締まり示唆。一方、3月景気先行指数は前月比▲0.3%と2カ月ぶり低下。同月中古住宅販売件数は同▲4.3%、住宅ローン金利上昇を嫌気か。

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本日の注目点:インフレ圧力残るなか、日銀の次の一手は?

◆植田日銀総裁が米ピーターソン国際経済研究所で講演。国内消費者物価が前年比2%を上回るなか、円安持続による輸入物価高圧力も根強く、来週26日発表の展望レポートで2024年度の物価見通し上方修正の観測が浮上。他方、民間心理悪化の兆しも見られるなか、市場が織り込む年内の追加利上げを示唆するか注目。(瀧澤)

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