中東情勢の緊迫化を受けて、米株安、米長期金利低下、米ドル高

中東情勢の緊迫化を受けて、米株安、米長期金利低下、米ドル高

情報提供資料2024年4月15日号

マーケットの動き

●日経平均は小幅反発。前日の米ハイテク株上昇を受けて半導体関連株が堅調。三井不動産は+7.8%と好調。市場は同社が公表した資本効率改善策を好感。
●S&P500は反落。地政学リスクを意識。主要25業種の銀行株が▲3.3%と軟調。主要銀行の決算に失望。インテルが▲5.2%、AMDが▲4.2%下落。中国政府が外国製プロセッサーの段階的排除を指示との報道に反応。
●米10年国債利回りは低下。イランのイスラエルに対する報復攻撃の可能性が報じられ中東の地政学リスクの高まりを嫌気。イランは週末13日に無人機とミサイルによるイスラエル攻撃を開始し中東情勢が緊迫化。
●4月の米ミシガン大学消費者信頼感指数は77.9(3月79.4)へ低下。物価高が重し。期待インフレ率は1年後が+3.1%(同+2.9%)、5-10年後が+3.0%(同+2.8%)へ上昇。
●地政学リスクが意識され米ドルは円以外の主要通貨に対して上昇。WTI原油先物とCOMEX金先物は上昇。

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今週の注目点:各国当局者発言や中国の景気指標に注目

◆今週は15-20日にIMF世銀総会、17-18日にG20財務相・中銀総裁会議(ともに米ワシントンDC)があり主要国当局者の発言機会が多数。今週末に米FRB高官の発言自粛期間入りを控えて地区連銀総裁等による発言にも注目。米国は15日に小売売上高(3月)、16日に鉱工業生産(3月)を、日本は19日に消費者物価(3月)を、中国は16日に1-3月期のGDPと3月の主要景気指標を公表予定。中国では製造業投資の伸び等から景気指標が改善か。(入村)

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