円は対米ドルで一時151円97銭と約34年ぶり安値に下落

円は対米ドルで一時151円97銭と約34年ぶり安値に下落

情報提供資料2024年3月28日号

マーケットの動き

●日本株堅調。期末の配当権利取りに絡む買いや外為市場での円安進行が背景。東証33業種中32業種が上昇。
●円は対米ドルで一時151円97銭と約34年ぶり安値。田村日銀審議委員が「ゆっくりと着実に金融正常化を進める」と発言し、想定ほどタカ派的ではないとの見方から円売り加速。夕刻に政府と日銀の3者会合が開催されると為替介入への警戒感が高まり、円は下げ幅縮小。
●上海総合指数は節目の3.000ポイントを下回り、1カ月ぶり安値に。人民元下落で海外投資家の売りが膨らむ。
●米国株反発。S&P500は取引終盤に急伸し最高値更新。米FRB高官発言や週末の米物価統計など材料待ちも、期末控えた機関投資家のリバランスが影響。年初来軟調なアップルやテスラは上昇し、エヌビディアは続落。
●米10年国債利回りは低下。欧州主要国債利回り低下や米7年国債入札の堅調な需要を受け、金利低下が進む。
●ウォラー米FRB理事は最近の経済データは年内の利下げを遅らせるか回数を減らすことを裏付けると発言。

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本日の注目点:3月日銀金融政策決定会合の主な意見

◆日銀金融政策決定会合(3月18-19日)の主な意見が公表。同会合では主要な非伝統的金融政策が撤廃され、植田日銀総裁は「普通の金融政策を行うことになる」と短期金利調整を主軸とした従来型の政策運営への回帰を示唆。しかし、内容自体は事前報道通りかつサプライズ感に欠けた事から再び円安地合いとなる中、日銀内の追加利上げを巡る議論に注目が集まる。(田村)

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