米国株下落、米生産者物価上振れで利下げ先送り懸念を意識

米国株下落、米生産者物価上振れで利下げ先送り懸念を意識

情報提供資料2024年3月15日号

マーケットの動き

●日本株は4営業日ぶり反発。前日の米ハイテク株安受け半導体銘柄が軟調も、割安(バリュー)株が底堅く全体を下支え。次週の金融政策会合に向け、日銀がマイナス金利解除の方向で調整に入ったとの一部報道も。
●米国株は下落。米国の2月小売売上高が前月比+0.6%も予想+0.8%下回り消費減速懸念が浮上。一方、2月生産者物価は前年比+1.6%と予想+1.1%より上振れしインフレ高止まりリスクを、3月9日終了週の新規失業保険申請件数が20.9万件と予想21.8万件より減少し労働市場の強さを示唆。次週の連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、年内利下げ回数減少の可能性意識され警戒感も。
●欧州中銀(ECB)レーン理事は6月ECB理事会までにディスインフレの進展に関し明確な展望描けると示唆。
●原油価格上昇。ウクライナによるロシア製油施設への攻撃や米国の原油在庫減少を受け原油供給懸念意識。

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本日の注目点:米消費者心理低迷なら先行きに一抹の不安も

◆日本では連合が2024年春闘賃上げ率(第1回回答集計)を公表。昨年の+3.58%を大幅に上回れば、18-19日の日銀金融政策会合でのマイナス金利解除の思惑高まる可能性も。米国では3月ミシガン大学消費者信頼感指数を公表。予想外の大幅低下となった2月(76.9)に続き低迷持続なら米景気不安高まり株式に重しか。(瀧澤)

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