春闘の集中回答日では、大手企業から昨年を上回る賃上げ水準の回答が相次ぐ

春闘の集中回答日では、大手企業から昨年を上回る賃上げ水準の回答が相次ぐ

情報提供資料2024年3月14日号

マーケットの動き

●日本株は3日続落。3月日銀政策決定会合でのマイナス金利解除を警戒。春闘の集中回答日を迎え、トヨタ自動車や日産自動車は労働組合要求に満額回答と発表。大手企業から昨年を上回る賃上げ水準の回答が相次ぐ。
●日銀は2%物価目標実現の見通しが立つ政策正常化の段階において、2010年以来続けてきた上場投資信託(ETF)新規買い入れの完全停止を検討と一部機関が報道。
●米国株主要3指数はまちまち。材料乏しい中、米エヌビディアなど半導体株の売りが優勢。米30年国債入札は旺盛な需要集めるも、原油高を受けて米金利は上昇。
●欧州中央銀行(ECB)は金融政策運営の新たな枠組みを発表。膨張したECB資産は緩やかな圧縮を目指しつつ、中銀預金金利と主要リファイナンス金利のスプレッドを縮小する事で銀行による十分な資金調達をサポート。
●原油は5営業日ぶり反発。ウクライナによるドローン攻撃を受け、ロシア国営石油会社ロスネフチの国内最大級製油所を含め、同国内の製油所3カ所が操業停止に。

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本日の注目点:米2月小売売上高、2月生産者物価(PPI)

◆米国で2 月小売売上高が公表。市場予想は前月比+0.8%(1月▲0.8%)と反発見込み。前月の急減は悪天候や季節調整の影響が指摘される中、消費の回復速度に注目。2月生産者物価は前年比+1.2%(同+0.9%)と上昇する見通し。堅調な景気とインフレ高止まりが確認されれば、底堅い株価と金利下げ渋りが継続か。(田村)

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