米国の早期利下げ観測が後退し長期金利が上昇、米国株は反落

米国の早期利下げ観測が後退し長期金利が上昇、米国株は反落

情報提供資料2024年2月6日号

マーケットの動き

●日本株は続伸し、TOPIXは終値でバブル崩壊後の高値更新。堅調な米雇用統計により米経済に楽観的な見方広がる。不動産株が上昇を牽引し、銀行株も高い。
●米国株は反落。企業決算は強弱まちまちとなるなか、早期利下げ観測後退による国債利回り上昇が重し。
●米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は4日夜放送されたCBSニュース番組で、拙速な利下げに伴う危険性を懸念しており、3月利下げの公算は小さいと発言。
●1月の米ISMサービス業景気指数は53.4(12月:50.5)と4カ月ぶりの高水準。受注や雇用の改善が寄与。また、仕入れ価格指数も大きく上昇しコスト上昇圧力を示唆。
●FRBによる2023年10-12月期の上級銀行融資担当者調査では、中・大規模企業向け融資条件を引き締めた米銀の割合は14.5%と7-9月期の33.9%から低下し、幾分改善。
●欧州株は小幅安。年内の欧州中銀の利下げ期待が縮小するなか、ストックス欧州600指数は前日比▲0.1%。

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本日の注目点:豪中銀のタカ派的なスタンスに変化はあるか

◆豪中銀の金融政策決定会合は、2会合連続で政策金利が4.35%で据え置かれる見込み。最新の経済予測も同時に公表され、ブロック総裁会見も行われる。昨年10-12月期の消費者物価が下振れた事を受け、タカ派的なスタンスに変化があるのか注目。市場の利下げ観測が強まり豪ドルが下振れる可能性に注意。米国では大統領選の民主党予備選挙がネバダ州で行われる。(向吉)

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