米国株は下落、過度な利下げ期待をけん制する要人発言から米金利は上昇

米国株は下落、過度な利下げ期待をけん制する要人発言から米金利は上昇

情報提供資料2024年1月17日号

マーケットの動き

●年初来の連騰が続いた日本株は反落。急騰によりテクニカル指標が過熱を示すなか、高値警戒感を意識した調整とみられる。TOPIX構成銘柄の約8割が下落した。
●米国市場は株価下落・金利上昇。ウォラーFRB理事は講演にて、「インフレの再燃なければ今年利下げ可能」としながらも、「利下げは秩序だったペースで進めるべき」と市場の大幅な利下げ期待をけん制。米10年債利回りは4%台に上昇し、ドル円は147円台に乗せた。
●15日、米大統領選における共和党候補者争いの初戦がアイオワ州で行われ、トランプ前大統領が大差で勝利。2番手はデサンティス氏。同党候補者のラマスワミ氏は指名争いから撤退し、トランプ氏の支持を表明。
●1月NY連銀製造業景気指数は、12月▲14.5→▲43.7と大幅に悪化。現況では新規受注が極端に弱い結果になるも、6カ月後の先行き見通しでは新規受注・雇用・投資などが改善を見せ、企業の楽観姿勢も垣間見られる。

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本日の注目点:ベージュブック、12月米小売売上高

◆米地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表予定。前回11月報告では2地区で景気減速の兆候が報告されており、慎重な見方を示す地区が今回拡大するか注目。また、12月小売売上高(前月比)は総合で11月+0.3%→+0.4%と堅調も、自動車・建材を除くと同+0.4%→+0.2%と消費の減速感も意識される見通し。このほか、中国では12月の各種主要経済指標が発表される予定。(清水)

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