海外に留学したい・・・本当のところいくらかかるの?

海外に留学したい・・・本当のところいくらかかるの?

今では、外資企業のみならず、多くの日本企業でも「グローバル人材」を求めていると言われており、海外留学をしてみようと考えている方も多いと思います。
しかし当然、留学には費用がかかります。準備して留学して帰国するまでの出費となると、かなり大きなものになります。

では留学するとなると、実際にどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
本記事では、その費用を工面するために活用できる制度や、英語圏への留学と非英語圏との留学の違いなどを紹介していきます。

留学にかかる基本的なコスト

日本学生支援機構の調査によると、日本人学生の留学生数は増加傾向にあります (図1)。

図1 日本人学生留学状況の推移

出所) 日本学生支援機構「 2019(令和元)年度日本人学生留学状況調査結果」p.3

では、実際に留学にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。

京都大学によると、アメリカとドイツの場合で1年にかかる費用は以下のように例示しています(図2)。

図2 1年間の留学コストの例

出所) 京都大学「 留学費用の準備

  • 授業料=アメリカの大学、特に私立大学の授業料は年間で2万ドル以上になることもありますが、欧州の大学、例えばドイツやフランスの国立大学では授業料が無料です。
  • 生活費=滞在先によって大きく異なります。例えば、ノートルダム大学であれば寮費として1学期間でおよそ7,992ドル、ハイデルベルク大学では月に約280~350ユーロかかります。
  • 現地保険料=日本で加入した海外旅行保険とは別に、現地の健康保険や自賠責保険への加入が義務づけられる場合もあります。
  • 語学学校費用=早めに現地入りして、大学併設の語学学校に通う場合もあります。
  • その他、書籍代・旅行費用・小遣いなど。*1

通常、留学ビザではアルバイトは認められていないことが多く、アルバイトの事実がわかると強制送還になったり、将来その国を訪れることができなくなる恐れもあります。*1
また、旅行費用ですが、日本から渡航するには遠い地域でも海外からなら近距離ということもありますので、留学期間中に見識を広げるためにはある程度必要なものでしょう。

よって、余裕のある費用を準備したいものです。

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英語圏への留学と、非英語圏への留学の違い

留学にあたって、「英語圏か、非英語圏か?」という選択肢があります。どう違うかというと、それはやはり語学力に直結するものです。

英語圏への留学は、比較的生活に馴染みやすく感じるかもしれません。留学生レベルの英語力があれば、日常生活にそう困ることもないからです。

一方で、非英語圏では、英語でない現地の言葉での日常生活を強いられます。
ただし、授業そのものは英語で実施されることがあるので英語力もある程度身につきます。よって、同時に2カ国語の向上が見込めるというメリットがあります

また、英語圏を選ぶか非英語圏を選ぶかは、何を学びたいかによって大きく異なるでしょう。

特定の語学を身につけたいということであればその国に行くのは当然のことですが、その地域にしか存在しない、あるいはその地域でしかフィールドワークができない学問領域は多々あります。

また、特定の領域に強い大学、ある領域での第一人者が在籍している大学を選ぶ、という考え方もあります。「何を学びたいのか」を最優先に情報収集をすることも重要です

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奨学金や教育ローン

では、留学資金をどのように捻出するかです。

実は留学の場合、奨学金の種類は豊富です。
貸与型と給付型がありますが、まず日本学生支援機構からの貸与型奨学金には以下の種類があります。*2

  • 第二種奨学金(海外)-有利子
  • 第二種奨学金(短期留学)-有利子
  • 第一種奨学金(海外大学院学位取得型対象)-無利子
  • 第一種奨学金(海外協定派遣対象)-無利子

給付型としては、

  • 海外留学支援制度(学部学位取得型)
  • 海外留学支援制度(大学院学位取得型)
  • 海外留学支援制度(協定派遣)
  • 官民協働海外留学支援制度

があります。

また、給付型奨学金には、海外政府による奨学金もあります。

2021年9月現在では、
フィンランド、ハンガリー、ドイツ、中国政府が日本学生支援機構との協定で奨学金を設定しているほか*2、外国政府や関係機関が直接募集しているものもあります。
他には、地方自治体、民間団体、日本の大学などが奨学金制度を設けています。

優秀な留学生、特に大学院の場合、これらをフル活用し、現地での生活費も含めて無料で長期留学を終える人も少なくありません。

また、国の教育ローンとしては、日本政策金融公庫による上限350万円(一定の要件に該当する場合は450万円)までの貸付制度があります。*3

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貸与型奨学金と給付型奨学金の上手な併用も

近年では、一般の学部卒業のために借りた奨学金を、卒業後の低賃金・生活苦のために返せない若者が増えているというニュースをよく見かけます。

そして、ここまで紹介してきた奨学金の中には、必ずしも誰もが受けられるものではなく、一定の語学力や成績を条件とするものもあります。
よって、これらをうまく組み合わせることを考える必要があります

日本の大学が提携している海外の大学との交換留学ならば、現地での授業料がかからないというところもあります。
海外の大学の学位取得を目的に盛り込んだ交換留学もあり、これらの積極活用も考えるとよいでしょう。

また、留学は費用がかかるからといって頭ごなしに否定するのも良いことではありません。
日本で進学しても、それなりにお金はかかるからです。
グローバル人材が求められる中、留学という選択肢や機会があるのは素晴らしいことでもあります。
有意義なものになるよう、留学先選びは「なんとなく」で済ませないよう、そして資金面での不安なく学生生活に集中できる環境を上手に作ることを検討して下さい。

*1 京都大学「留学費用の準備

*2 日本学生支援機構「海外留学のための奨学金

*3 「教育一般貸付(国の教育ローン)

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